それは今から3年前のお話です。
当時クックは専門学生でした。そしてパチスロは知っていましたがホールに行くことが初めての時でした！
しかしその時は金もなくパチスロなんて打つくらいなら牛丼食った方がマシだ！っていう考え方。
 
そしてある日クックの地元の友達が電話をしてきた。内容は飯を奢ってくれるとのこと！
お金がなかったクックは飛びつきました！無料で飯が食えるなんてこの上ない幸せ♪

だがクックはふと思った・・・。
誘ってくれた友達はいつもクックが奢っていた友達。
昨日まで金がない金がないなどと言っていたのになぜ急に奢ってくれるのか・・・。

まさか借金したのか！？もしかして食い逃げしてクックに払わせるつもりなのか！？などと頭によぎったので全財産を持って向かった。（この時の全財産は10000円）


そして待ち合わせ場所に到着。
友達はニコニコしながら向かって来た。


友達（以下、友）：さえない顔してどうした？
 
クック（以下、ク）：来て早々悪いんだがお金持ってきてるよね？ 
 
友：馬鹿言え！無銭で奢るって言うバカがいるかってんだ！
 
ク：だよな・・・。
 
そして飯を食べながら話していると、お金の話題になった。
 
ク：昨日まで金なかったのになんでそんなに太っ腹なんだよ？
 
友：それがさぁ！万枚出ちゃったんだよね♪
 
ク：は？
 
友：万枚だよ！マ・ン・マ・イ♪
 
ク：万枚っていくら？
 
友：20万♪
 
ク：ぇえええええ！？？ 
そうなんです。クックはまだパチスロの「パ」の字も知らない頃でした・・・。
そしてクックは友達からパチスロの流れを聞いて翌日ホールへ向かった。
 
朝から行けと言われたので朝9時に到着。ジャグラーが簡単だからジャグラーを打てと言われたのでジャグラーに着席。
GOGOランプが光れば良いんだとのこと。
早速1000円札を入れようとするが手が止まる。
「1000円あったら牛丼3杯は食えるぞ・・・」
しかし打たなきゃ意味がない。
しぶしぶ投入したらコインが出てきた。スロットはゲーセンなどで打ったことあるので普通に打っているとあっという間にコインがなくなった。
2000・3000・4000円と使っていき残り1000円。
クックはこの日5000円しか持ってきていなかったのだ・・・。
 
ぁあ・・・。お金が泡のように消えていく・・・
そして5000円目。これでダメならクックはパチスロに向いてないのだろう。 無我の境地で打っていたら。
 
 
 
 
 
 
 
ガコッ！！！！！
 
 
 
 
うお！？
光った。神々しく光っているではないか。


やった。やったよ父ちゃん！
BIGだった。奇跡だった。泣きそうになった。
BIG終了と同時にクックは考えた。
「投資が5000円。今300枚くらいあるってことは6000円。1000円勝ち・・・牛丼3杯か・・・」
 
 
即やめした（笑）
 
 
朝9時に打ち始めて9時30分で終了。
景品交換所は11時からだったので1時間30分待機していた。
 
 
 
そんなクックの初ホールデビューは1000円勝ちで幕を閉じたのだった。
 
 
そして今に至る・・・。あの時から成長したのかな？あの時の友達は今専業で俺よりも稼いでるから凄いや・・・。
ってかあの時の俺、友達に5万貸してたような気がする・・・ま！いっか！（笑）
あいつが誘ってくれなかったら今の俺はないからな。
 
でも5万あったら牛丼何杯食えるんだろ・・・

(C)KITA DENSHI