実はつい先程知った事なのですが、今日の大大大イベント、最初は一台と限定していたものの、何と三台限定に変わったらしいのです。 という事は、優先権を持ったオラァ達は確実に確変の台を確保できるというわけなのです。 何せ三人しかいないから…ね ホールに入ると、何と黒服を着てサングラスを掛けた男達に腕を捕まれます。 オラァ「ちょっ、何スか!?」 黒服「いいから黙って付いて来い」 銀歯のお姉さんも汗臭いホラーも捕まっています。 三人仲良く奥の扉に連れて行かれます。 (何だ…!?妙に胸がざわつきやがる。チッ…イベントはイベントでも何だか妙なイベントに巻き込まれそうなのは間違いないようだゼ…!) ざわ…ざわっ… ざわっ… 扉を開けると、広い空間に出た。豪華で清潔な部屋だ。3つのパチンコ台(蒼天の拳)が、中央にぽつんと置かれている。 しかも地べたに置いていやがる。 こいつら…まさかオラァ達に、胡座でもかいて座れってのか!? (どいつもこいつも相当イカれてやがるぜ…ッ!) そう、今思えば、俺は試されていたんだ。 最初からおかしな話だったんだ。 おっと、言い訳するつもりは無いぜ?気付けなかった自分が悪いんだからな… そして、静かに俺達は大理石の床に座った。ち、ちべたい… そこで漸く俺は気付いたのさ。 …これが夢だったって事がな。 目が覚めちまったんだ、仕方ねェさ。 あのまま万発オーバーだったのかもしれないってのによ、こりゃ今日はコーラで飲み明かすしかねェようだぜ? フッ…乾杯。 そして、昨日勝てた全ての人に お め で と う つづく