クックが初めて、AKB48に関わったのは、とあるライブだ。 当時のクックは、正直「AKB48」という名前くらいしか知らない、ファンでも何でも ない人間だった。 しかし友達に「AKBたまんねぇからライブ行こうぜ!」と言われ、しぶしぶついて行った。 当時、クックがAKBメンバーで顔と名前が一致していた唯一の存在が「板野友美」。 その程度の知識、認識だったにも関わらず・・・。 いよいよクックの人生を変えるライブがスタート。ライブが始まると同時に会場の熱気、ファンの熱気に圧倒され、呆然とただただ曲を静かに聞くばかり。 しかしクックは、メンバーの1人を自然と目で追うようになっていた。街中で美女と すれ違って振り向くレベルではない。友達から奪い取った双眼鏡越しに彼女をガン見 するレベルだ。 まさに心奪われるという言葉は、この事なんだと確信した。 目で追っていた彼女は、1人だけ大きなリボンをつけ、表情豊かに一生懸命に踊り、輝かしい汗がダイヤモンド以上にキラキラと光っている。 若干興奮気味になったクックは、「あの小っちゃい子って誰?」と聞くと友達に尋ねる。 「たかみなだよ!AKB48のリーダー的存在だよ」。そう、これが高橋みなみ(以下たかみな)との出会いである。 ライブが終わった後、たかみなについて調べに調べた。AKBの出演する番組、インターネットの動画サイト、ブログなどなど、ありとあらゆるメディアを見まくった。 気が付けば、たかみなの魅力にどっぷり浸かった。(ここでたかみなの魅力について語るととんでもなくなるので割愛) そんな、たかみなへの愛が深まる中、AKBのゲームが出ると聞き、PSPと同時購入していざ開始。 ゲームの内容はAKBメンバーから告白されるという内容。クックは真っ先にたかみなを選択した!もうデレデレだった。 プレイ中のクックの表情は相当気持ち悪かっただろうが、そんなことは気にしない。 画面の中でも可憐なたかみなに夢中だった。 そしてクックはたかみなに告白された。二つ返事でOK。しかしゲームをコンプリートするためには、たかみなからの告白を断る必要があった。 出来ない・・・そんな真似は自分には絶対できない。友達にふってもらうことに・・・。 友達が「ふったよ!」と言った瞬間、クックはPSPを奪い取り、画面を見た・・・。 たかみなの顔から笑顔が消えている・・・。しばらく立ち直れなかった。 自分がたかみなから笑顔を奪ってしまったクソ野郎だと思い、たかみな推しを引退しようかとまで思った。 ゲームとはいえ、それほどまでに深刻な事件だったのだ。 そんな時クックに光が差し伸べた。握手会だ。 正直クックは行きたくなかった・・・。自分はあの子の笑顔を奪った男だぞ?たかみなに会わせる顔がない、直視できたもんじゃない! しかし、会いたい、握手がしたいという思いもある。 握手してみたいという気持ち、申し訳ないという気持ちが激しくぶつかり合った結果、握手への強い思いが上回り、握手会に向かった・・・ そして待ちに待ったたかみなとの握手の時。たかみなが笑顔で「どうも~高橋みなみです」と言ってくれて手を握ってくれた・・・。 たかみなの目の前に立った瞬間、頭の中が真っ白。推しメンが目の前にいる。その事実が緊張をMAXまで引上げる。 そして、その声はテレビを通して聞く声ではない。生の声。頭に響く。そして守ってあげたくなる小さな体、可憐さ! この時、周りにいる警備員やファンにボコボコにされてもいいから思った。抱きしめたいと・・・。 そんな妄想が脳を駆け巡っているうちに、タイムオーバー。剥がされる。 別れ際、生まれたての子鹿のように足をガクガクさせながら、「また来ます!」と声を振り絞る。 そんな俺にもたかみなは、笑顔で「待ってます♪」と言ってくれた。 なんだろう?もう、たかみなの為なら何でも出来る気がするという気持ちの高ぶり。 この握手会を通じて、何倍にも好きな気持ちが膨れ上がった。 クックはたかみなが大好きだ!死ぬほど大好きだ。もう愛してるレベルじゃない。まさに神の領域。つまり、ゴッドゾーン。 そんな中、AKB48がパチンコ化というニュースが届いた。 クックにとっては、たかみながパチンコになるということだ!(AKB48がパチンコになります) しかも推しメン機能という神機能まであるという!ジャンケン大会などで、愛するたかみながクックの為に頑張ってくれる。 でもたかみなは後出しで負けるという伝説があるからジャンケン大会リーチは勝たな いだろう・・・(笑)しかしたかみななら許せる。 たかみなのカットインなど考えただけでにやけてしまう。 K-Naviでパッツン中村さんもたかみな推しだと聞いた。是非ともたかみなについて一 緒に語りながら連台で打ってみたいものだ・・・。 たかみなと一緒にパチンコが楽しめるなら勝ち負けなんて関係ない。 そんなの関係ねえ。そんなの関係ねえ。つまりは、そういうことだ。 どういうことだ。