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パチンコ

店長(第5話)

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ぱんダメんさん

ブロガーランキング:30位
見れば、1枚掛けからの定番フラグ判別、中リール『BAR・チェリー・BAR』が停止。

青7BIG用の準備目を作り、高速BIGをカマしました。

ふぅぅ~ヤレヤレ、焼け石に水でしょうが少しでも穏やかな気持ちを取り戻してくれれば嬉しい。

イカツイ兄ちゃんはBIGが始まると速攻で1回目、2回目のJACインを済ませます。
保険ハズシはナシですか・・・目押しに自信があるんでしょう。

したらば、だいたい残り小役ゲームが25G位の時ですかね。

青ドンがギュイーンと回って来ました。JACインフラグが経ったということですね。

彼はね、早かったです。なんの迷いもなく逆押しで3・2リール目をビシビシッと止めて、一拍おいてからビタ押し。

早い!

流れるような素晴らしいテンポ。

しかし、左リールには、BAR・リプレイ・青七が停止。

皆さんご存知、大花火のビタハズしは中段にBAR絵柄ビタ押しで成功。
すなわち、この出目はハズシ失敗のJACインでございます。

イカツイ兄ちゃんはBIGを終わらせるのも早かったようです。

大ハマリをした挙句、やっとこさ当ったBIGで、大花火のビタ押し失敗。挙句にジャグと変わらない出玉。

そんな彼は下皿を見てプルプルと震えておりました。

震えが止まった瞬間・・・『がぁぁぁあああ!!』という雄叫びを上げ、フルスイングで渾身の台パン。

下パネルに強烈なパンチングです。

自分の6とは対照的に激凹みだったんで気持ちは分からなくもない。

だけど、台パンはイケない!

特にこの店での台パンはイケない。

自分の周りが、黒い影が出来ると同時に、背後からゴツイ手が『ニュッ』っと飛び出す。見れば、イカツイ兄ちゃんがアイアンクローされてるではありませんか!!

振り返ると、悪いフドウ(店長)がブチ切れて、フーフー唸ってます。

うわー!うわー!うわー!お巡りさーーーーん!

イカツイ兄ちゃんも、ぶっ○してやる!この野郎!とか叫びつつ、丸太のような腕を引剥がそうとしますが、全くビクともしません。

次の瞬間、店長が『ヌン』っと腕に力を入れると、イカツイ兄ちゃん沈黙。
そのまま、別室にズルズルと連れていかれました。

すぐさま、パンチ(店員)が走ってきて隣の台のコインを回収して別室へ。
この後、イカツイ兄ちゃんを見ることはありませんでした。

この店、なんでやっていけるの?という疑問と、あーはなりたくない。
より、一層、礼儀正しく振る舞うことを心に決めたのであります。

まー、その後も目の前で多くの人達が神隠しにあっていく様を見ていきました。

自分は店長様の逆鱗に触れないよう、細心の注意を払って頑張りました。
例え厳しい状況下といえど設定6に座れるんですから。

ですけどね、そんな海のリハクばりの厳戒態勢を施していたワタシも気の緩み、一生の不覚ともいうべきミステイク。

すなわち、出禁宣告を受ける日がやってきてしまうんですな・・・。

そのお話は次回に続きます。

ってまだ、続くんかーい!あいすみません!次回がラストになりますので、もう少しだけお付き合い下さいまし!
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