記事詳細

パチンコ

店長(第2話)

56 0

ぱんダメんさん

ブロガーランキング:30位
続きが遅くなってしまい申し訳ありません!

前回のブログの続きとなりますので、未読の方は是非ともそちらから見て頂けると幸いです。


パンチ
『朝並んでた連中を探してるのかい?店長が出禁にしたよ(笑)』

どうしてか聞いてみると?

ウチのルールに逆らっただけさ・・・へへへ。っと言い残し、コールランプに呼ばれて行ってしまった。

設定6の札台に座ってるのは、前回と変わらない面々。

なんとも不気味。その真相を突き止めるべく次の土曜日に再度このホールへ突撃。並びは常連を含めた5人。前回、先頭にいたような連中はいない。これなら楽勝で台を確保できる・・・はず。

開店時間になっても並び人数は10人程度。

並びは少ないに越したことはないが、ここまで少ないと不安になる。前回の怪奇現象(若い客の失踪事件)もあるし・・・。

そんなことを考えてると、開店のお時間。

常連は、入り口に立つパンチにお辞儀をしてから入店。

前列の連中が入場している横目に、店内を覗き込むと例の設定6の札はしっかり刺さってる。良し!問題なし。

ただ、気になるのは、常連の歩みの遅さ。普通、目の前に設定6の台があれば飛びつくってもんでしょ?せめて競歩スタイルですよ!ですがね、ふっつーに歩いてるのですよ。むしろ、牛歩って感じ。

しかも、入店のシステムは一人が台に着席したら後ろの人間が入店できるシステム。

だからね、無性にヤキモキするんですな。札台の台数以内に並んでるんで、問題ないと思いますが、初めてのイベントですし、何があるか分からない。全然落ち着きません。
ドクドクっと心臓が波打つ音が聞こえてくるレベル。

『この緊張から早く解き放たれたい!』

『俺の番になったら全力ダッシュで台を取りにいってやる!』

そんな風に思ってたんですな。

すると、自分のちょい前に並んでたお兄ちゃんがキョロキョロソワソワ。恐らく、自分と同じ考えでヤキモキしているのが丸見え。

ですよねー。そーなるのが普通だよね。取れれば10万勝ちは固いんだから。わかりますよその心境。

したらば、このお兄ちゃん順番が回って来た瞬間に、見事なロケットスタート。

200メーター位先の札台に猛ダッシュ!もうね、ボルト!いま、思えば和製ボルト!ってくらいのスピードぶちまかましてゴール(札台確保)。

まーそうですよね。

よっしゃ俺も続くぜ!!ってな感じで、アップを初めたわけですよ!
気分はアスリートですよ。

なーんて、考えてると。

入り口に経つ、パンチが一言。
「あーあ、やっちゃった・・・アウトー!彼アウトー!」

ダッシュする気満々の自分の前で、入場ストップ。

え?一瞬自分の事か?と戸惑いましたが、違うようで先ほど突っ走った和製ボルトに言ってるご様子。

なんだ?なんだ?店内を見てると、奥からプロレスラーのようなガタイのスタッフ登場。

まるで、ラオウが唯一ビビりまくった悪い時のフドウに酷似。

フドウが、和製ボルトに何やら怒鳴り付けて、走るポーズのあと、大きくバッテン。
そして、外に指を指している。

和製ボルトも、最初こそ何やら、言っていたものの最終的にはペコペコ平謝り。下皿に置いてあるコインを流して消えていった。もちろんその台は空き台に・・・。

この状況から推理出来るのは、通路を走って台を確保したことがNG・・・。
は!なるほど、だから常連はゆっくり歩いて台を確保したのか?

アッ!!!ここで閃く!圧倒的閃きですよ!

前日の連中が消えた理由がわかりました!

恐らく、ギャーギャー騒いでた連中は台確保後、ボルトのように
一人残らず追い出されたのでしょう。むしろ、入店すら許されなかったかも知れませんね。しかも出禁のオマケつきで。

なぜ、こんなパラダイス店に、タチの悪そうな客が寄り付かないのか?また、さらに客が並ばないのか?

それは、このホールの店内ルールが異常に厳しいためなんです!店長の言うことは絶対だからなんです!

次回に続く
このエントリーをはてなブックマークに追加
56

コメント

まだコメントがありません

店長(第2話)へのコメント本文(全角1000文字)

※ 投稿されたコメントがWEBに反映された際にメールにてご連絡致します。