みなさんこんにちは 先程の続きとなります つまり通常回転を2000回転させると 2000÷92.51=21.62 平均22回ほどの当たりが得られるという事ですね その2000回転を何玉で廻せるか 同じ当たりで何玉取れるか その差が収支となって表れるのです そして92.51回転で当たりを1回得られるのだから 当たり1回の平均出玉で、この92.51回転させられたら 玉は増えも減りもしないですね それがボーダー理論の考え方となります。 では次に平均出玉を求めましょう おねマスはヘソと電チューの振り分けが違いますので、まずは別々に平均値を求めます ちなみにアタッカーの賞球は14個、9カウントで閉まってしまうので 1Rの最大値は(14-1)×9=117個です (14-1)は打ち出しの玉を引いているだけです。 この1Rの出玉を何玉に設定するかは、機種やあなたが打つの調整によります まぁそんなに深く考えなくても、かけ離れてさえいなければそれほど問題はありません おねマスはとにかくアタッカーの溢しが多いので、私は1Rにつき6個マイナスで計算しました つまり1R111個なので 4R 444個 9R 999個 16R 1776個 ではへその平均出玉です =1776×10%+999×90% =1076.7個 次に電チュー =1776×65%+444×35% =1309.8個 当たり1回の平均連チャン回数は3.0144回 初当たりの1回目は必ずへそで当たるとすると =1309.8×(3.0144-1)+1076.7=A A÷3.0144=1232.47個 Aは初当たり1回で得られる理論上の出玉ですね それを平均連チャン回数で割れば1回分の出玉が求まります 平均出玉がわかったので、この機種のボーダーを求めてみましょう 等価ボーダー=トータル確率÷平均出玉 =92.51÷(1232.47/250) =18.77 これがおねマスの等価ボーダーです 250で割っているのは1kが250個だからです 計算では1Rを111個としましたが 114個ならボーダーは18.27 117個なら17.80になります 雑誌等では新基準機ですので、電サポ中の玉減りも考慮しているところもあると思います ただ、2個賞球ですので実際には止め打ちで増やせます 上の事からわかるのは、出玉(の増減)がスペックに大きく影響するという事 抽選を受ける回数(通常回転)に対して、得られる当たり回数は誰もが平等なのですから そこで得られる出玉(電サポ中の増減も含む)に違いがあれば 当然それが勝ちやすさ、負けやすさに直結します だから負けを減らすにも、勝ちを目指すにもたかだか1玉でも大事にする その積み重ねが大事なんですね そしてパチンコは役物や羽根などのアナログ的な要素がなければ どんな機種でもこういった計算で、機種のスペックを求める事ができます まぁホントはメーカーが作る時にこの逆をして、そこから出玉の振り分けなどを決めているわけですけどね おねマスSSだったら 大当たり確率1/92.51 当たり1回の出玉1232個 時短も確変も何も無しの機種と同じ でもそれだとあまりにも魅力がないから 大当たり確率を下げて出玉を増やしたり、確変をつけたり、潜伏をつけたりするのです この基本のスペックを数値的に上回るように打てなければ、長い目で見て勝つ事はできません 上回れば勝つという事になりますし 大幅に上回れば更に勝ちやすくなります 実際にはとてもシンプルなんですね さて、計算しながら色々書いてきましたが 何か参考になればと思います 実戦等についてはまた機会があれば書いてみます ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました とりしゅーでした