●2006年頃

この頃になると続々と昔の台が減って行きます。
この時期に出会ったのが

【ミサイル7-7-6D】




1996年リリースの1発台。
このお店は4000発定量制で運用してました。珍しく等価店でしたので、一撃16000イェン。余計な役モノは無く、釘を抜けて三穴クルーンの手前を抜ければ大当りなんてアツい台でした。

アツいのはそれだけじゃありませんでした。
ミサイルは大当り時、盤面右に数字が標準されるのですが、その数字でビンゴゲームをやってましてね。
3×3のマスでラインが揃えば「1万発」ゲットなんですわ。

夕方頃フラッと覗くとリーチ状態って事もたまにあって友達と盛り上がってましたね。
まぁぶっちゃけ鬼釘でしたが。それこそ毎回1万発位もらえないとやってられないような鬼具合。
ただ、この射幸心を煽る営業方法が楽しくてたまに打ってましたね。


【ビーマックス】




1998年リリース。この時期にどハマりした機種。
正直、打ち始めた当初はどんな台か知りませんでした。備え付けのPOPを見ながら打っておりました。
リーチ目マシンなんですが異様に楽しくて、毎日のように打っていた時期があります。 

・ビッグ濃厚の枠下青



・左チェリー付き青からの鬼スベリ青



・お世話になった「入ってますリプレイ」




技術介入必須の大量獲得でフル攻略なら設定1で100%、設定2で106%。
設定6ともなると135%とまぁ素敵な出玉に期待出来ちゃう。中間設定ですらお宝台と今では考えられないです。
昔ながらのひなびたお店にポツリとあって、ぼちぼち設定もあったのでしょう。ボロくそに勝ちました。常連さんはおろか、まともにお客さんが居ない中通っていると

「リニューアルオープンするから来た方がいいよ」

ってパンチ頭の店長が言うもんだから、ビーマを打つべく当日14時オープンに朝4時から相方と並びましたよ。当然1番でしたが、始発で来る人もちらほら居ました。

昔ながらのお店。気合いの入った店長。時差オープン。

これが意味するのは「昔ながらの新装開店」ですから。
それでもオープンには200人位のならびでしたか。パチスロは100台程度なので打てない人も居ましたかね。

いざ開店。暫くするともはやお祭り。機械割140%近くの台がちらほらありましたから、それはそれは暴力的な出玉でした。
途中で「お店のコインが無くなったから一回流して下さい!」なんて言われたりね。

夜の9時頃に突然の閉店アナウンス。それでも怒るような人は居なかった。明らかに「全機種全台6」その出玉に満足した人の笑顔で溢れていた。

ちなみにおいらはビーマで7000枚。相方はデカドンで6000枚。仲良く大勝させて頂きました。


更にこのお店はBIGを引くと「スタンプ」を押してくれましてね。スタンプを貯めるとなんと「設定6」が打てちゃう。
たしか高級な6を打つのには600個でしたかね。

時間によってスタンプ2倍とかあったりもしました。
もはやスタンプだけ貯めればチャラでも勝ちみたいなもんですからね。

ストック機もあったりしたので、それほど難しい事ではなかったです。
この時良くお世話になったのが

【グルクン】




高砂電器からアビリットに名前を変えた頃の台ですね。今はコナミさんグループに入ってますね。「スカイガールズ」なんかをリリースしている会社です。

この時期の高砂は実に神憑り的な台を出しておりました。
複数のモードをシナリオで展開して行くモード式のストック機が特徴です。
グルクンは69ものモードが存在。チープなドット演出にヒントがチラッと出るから目が離せませんでした。
グルクンの他にも

「サイボーグ009」



加速装置はボーナス放出ゲームが徐々に早くなるモード。最大で7連チャン。

「デスバレー」



モードシナリオと演出がリンクしているので、演出に意味が多かった。連チャンゾーンが384ゲームと深いが、必ず連チャンするような状況で落ちている事もままありましたな。

こういった台もこの時期です。コアなファンが多かった。


そんなこんなで足しげく通って2回、スタンプで設定6を打たせてもらいましてね。

デカドンちゃんで18000枚。猛獣王で12000枚でしたか。
普段は高設定はないものの、中間設定ならある感じでした。当時の中間設定は今の設定6以上の機械割がある台も多いですから、知識・技術を駆使すれば負けない事は比較的容易です。
今考えてもありゃ美味しいお店だったなぁ。

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(C)2001石森プロ/サイボーグ009製作委員会
イラスト 今野直幸