●2004年頃

2003年10月。パチスロ業界が大きく変わる事になります。

「アラジンA」「サラリーマン金太郎」「ミリオンゴッド」の3機種が「大幅に射幸心を煽る機種」とされ検定取り消し処分を受けて一斉に撤去されました。

まぁ破壊力はどれも折り紙付きの台です。「SAC」「PGG」金太郎は・・・？「高確B」っすか？
金太郎はそこまで破壊力は無いですけどね。むしろヤバい台は他にもあったのだけれど。
「コンチ4X」や「テクノコーシンの台」とかの方が圧倒的な破壊力があったんですが。これより前に電源オフまで続く「永久AT」を搭載した「マネーゲーム」なんてのもありましたな。

どういう判断基準なのかは分からないけれど、設置台数の多さと目押し要らずってのがダメだったんですかね？


さておき、3機種に各々思い出があります。特に思い出深いのがやはり「ミリオンゴッド」ですかね。




天国GG連が超強力な初代GOD。個人的にはGODを引いて勝ち逃げした程度で、大きな勝ちはありません。

当時、閉店チェックまでの空き時間にミリオンゴッドのメニュー画面にあるミニゲームをよくやってました。「豚道」っすね。
十字キーで四方八方から飛んで来る火の玉を避けるゲーム。本気でハイスコアを狙ってましてね。

他にもチキンレース的なやつとルーレットがあったなぁ。あともう1個くらいミニゲームがあったと思うのですが、思い出せません。
まぁとにかく、コーラを飲みながらタダで結構遊ばせて貰ってましたね。 
知らん人にとってはなんのこっちゃな話ですね。


ある日、天井狙いで回していたときの事。
ミリオンゴッドの天井狙いに全く旨みはありません。
1000ゲームから打ち出しても天井発動までに約三万。ほぼ単発ですから、GODを引く抽選を安く受けられるといった感覚で基本的に負ける事がほとんどでした。
一応「ストック全放出」の可能性もあるのだけれど、そもそもストックなんて貯まりませんし。

その日も「GOD引けねぇかなあ」なんて思いながら回していた。
程なくしてパキンパキン言い始めて「パパパー!!」今と比べるとチープなファンファーレと共に奇数揃い。NGGをゲット。

なんなんでしょうね。ATの初当りのベットって凄く興奮するんですよ。
サバチャンランプを見つめながらペシッ!!ただ光るだけなのに物凄く気持ちが良いんですわ。
アルゼ系は上パネルが光るんですけどこれが良い音なんですよね。ミリオンゴッドは「バチン!!」ってな音が鳴ります。この音はシリーズ通して一緒ですかね。

前述した通り天井GGに旨みはありません。早く当たれば嬉しいし天国モードの可能性もありますからアツい時間の始まり。

この日も意気揚々とベットボタンを押したらばば・・・何故か通常画面に。

正直、この時は意味が分からなかった。間違いなく数字が揃っていたし、台のGG履歴を見ても当選扱いになっていました。


理由がわかったのがこの台が撤去されてから。
GGは0or50or500ゲーム。実際にパネルにも表記されています。振り分けに0ゲームがあったんですな。
その確率、GGの1/16384と言われています。薄いとこを引いたみたいです。

更に恐ろしい事に、この現象はPGGでも起きる可能性があるとの事。勿論、ペナルティとは別で777が揃って0ゲームがあり得るって事。

これを知った時は心の底から良かったと思いました。あの時PGGなんか引いてたら死ぬまで悔いが残っていたでしょう。
そんな事もあって僕にとって「ミリオンゴッド」は出る台ってよりも理不尽な台って思い出が大きい台になってしまいました。

その甲斐もあってか、未だにGODシリーズはこてんぱんに勝ってやらないと気が済まなくなってるんですな。

2003年10月。爆裂AT機3機種の撤去と入れ替わるようにリリースされたのがパチスロ最大のヒット機種になる、ご存知「北斗の拳」の登場で御座います。

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