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日記

黒兵衛懐古録〜6

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黒兵衛さん

ブロガーランキング:-位
この頃、いわゆる珍古台を探しては打っておりました。

まだ「みなし機」という言葉は無く、バラエティーに富んだ世界。
お店ごとのラインナップも豊富で、そこにしかない台を打ちに行く楽しみがありました。

妙に古い台の方が好きだった事もあって、八幡辺りに「コンチネンタルⅡ」を打ちに行ったり、都内の「パチスロのデパート」を掲げるお店に勝負度外視で足を運ぶようになりました。

「コンチⅢ」「スーパーバニーガール」「スーパープラネット」「アラジンⅡ」
等々、伝説的な名機を堪能。

レア台も探しては打っておりました。印象深いのは新宿で打った当時最先端の「ベガスロ」や神田で打った謎のAT機「モーモーパラダイス」ですかね。

【ベガスロとは?】

周辺機器メーカーであったオーイズミからリリースされた新筐体パチスロ。
「ナイトパーク」「フラワー天国」「リニアフラッシュ」の3機種のみ。



写真のようにベガス風のパチスロで、ゲームセンターにあるメダルゲーム機のような感じです。 リールを上から見下ろす感じなので目押しに多少クセがありましたが、操作性と快適性はバツグンでした。 ベガスロのメリットはシマ工事をしなくて良いのでコスト面で非常に有利になります。設備だけで数千万かかりますから。 新規のお店を作る場合でもベガスロならば並べるだけで良いのです。 デメリットも多い。通常のパチスロより面積が大きいので台数が置けない点。 そもそも既存のパチスロコーナーに置くとなるとシマをぶっ壊さなければならないのです。そして、台自体の価格が高かった。 そんな事もあってか、設置台数はかなり少なかったと記憶してます。 斬新ではありましたが、後発される事はありませんでした。 今のようにメーカー共通筐体として中身だけ変えられる仕組みにすればパチスロ業界をひっくり返していたかも知れません。 ちなみにゲーム性に関しても優秀。 AT機であるリニアフラッシュは小役によるポイントでATを抽選する仕組み。 小役を狙ったり、ポイントを獲得し過ぎてもダメなのでハズしたりという戦略性のあるゲーム性でした。 この頃のオーイズミはパチスロ本体では新参でありながら「ディグダグ」「スペックA」等々、マニアも唸る秀逸な台が多くリリースされていましたよ。 時代を先のりし過ぎていた感じでしょうかね。 【モーモーパラダイス?なにそれ?美味しいの?】 個人的に印象深い機種。しゃぶしゃぶのお店じゃありませんよ。 クリエイト21という新参メーカーからリリースされたAT機。スペックは謎。

特徴はリール。ゆるゆるのだるだる。立て付けが悪いのか、回っているときからゆーらゆら。 それしか記憶に無いのです。リールが回っているだけでジワジワ笑いが込み上げてくる1台。 知っている人ならばモーモーパラダイスの名前を出しただけで笑いが起きるハズ。 マイルドなATがポコポコ当たる印象。初めて音声によるスタート音を搭載した機種らしいです。 こちらも設置はかなり少ないです。クリエイト21からは2機種しか発売される事はなく、モーモーパラダイスが最後の機種ですかね。 この頃の新規参入メーカーはかなり珍しく、新鮮味がありました。 とまあこんな感じで、名機からマニアックな台までとにかく知らない台を打ち続けておりました。 昔は山手線のガード下や小さいビルにポツポツお店が乱立してましたよね。 ああゆうこじんまりしたお店を探検するのが楽しみで、よく友達と上野や神田付近に遊びに行ってました。懐かしいなぁ。 今はそういうお店は少なくなっちゃいましたね。 そして時代は世紀末の炎に包まれる事になります。 (C)OIZUMI
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