「回胴王」。 全国○百人の出場者のうち、頂点に立てるのはたったの一人。 優勝商品である「ラスベガス旅行」も魅力的だが、それよりも欲しいのは「回胴王優勝」という称号。 現状、自分はライターとしての知名度なんて知れたものだが、回胴王で優勝したら今よりもっと知ってもらえるのは間違いない。 むかえた回胴王当日。 瀬田はパッツン中村さんと共に、補欠抽選の列に並んでいた。 補欠抽選から出場を目指している時点で、すでに回胴王たる器では無い気がするが、それはそれ。先のことは分からないし、補欠からだって出場さえ出来ればチャンスは平等。 問題は補欠抽選の壁がやたら高いこと。 補欠当選枠16に対して、100人くらい並んでる・・・。 倍率6~7倍といったところで、正直、引ける気がしない。 というか、後ろから2番目に並んでいただけに、当りが早々に出てしまい、そもそもクジが引けない・・・ということも全然ありえる。むしろその可能性の方が高そう。 しかし・・・ 奇跡的にチャンスはやってきた。 残りのイスは一枠で、パッツンさん、自分、最後尾の方の3人のみ! 【抽選箱】 ●←パッツンさん ●←瀬田シュウヘイ ○←最後尾の方 この状態です! で、 パッツンさんの結果は・・・スカ。 3分の1を外すパッツンさん。 残る枠1つのうち、並びは2人。 つまり自分は2分の1、50%で当選というわけだ。 まぁ、この50パー・・・ ハズしたんですけどね 5秒くらい悩んで引いた末、ハズしたんですけどね 結果、なんと最後尾に並んでいた人が当たり前ですが当選。 瀬「わードラマチックー(棒読み その後、テレビでぱんダメんさんの勇姿を見届けて、第2クールの補欠抽選へ。 今度は列の中ほどに並び、 当りクジが何本残っているか分からない中、普通に引いて 当然のようにハズレて、 家に帰りました。 うん、知ってた。最初に50パーをハズしちゃった時点で、第2クールの補欠抽選もパスできないって気付いてたよ。 そして僕の回胴王東京予選は終わりを告げました。