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パチスロ

大歓喜!その瞬間・・・

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コアラ貢男さん

ブロガーランキング:-位
未練打ち・・・いや!そうではない。
隣の芝生は青いなどというが、ことパチスロに於いて、特にその気が強くなってしまうのは人間の心理であろう。
爆発台の隣で仮に高設定らしい挙動をしていても、出玉が伴っていなければ不安になるというもの。
この罠を華麗に回避出来てこそ真のプロではないだろうか。しかし「ドさんぴんスロッター」の私は、その心理がおかしな方向へと働いてしまう。

この日EXの取材で伺ったホールは、番長2が大盛況。
至るところから鳴り響く「頂らーっしゅ」「頂らーっしゅ」「まだまだぁー」「絶頂らーっしゅ」・・・。

番長2以外でも「SGらーっしゅ」「デビルらーっしゅ」・・・「激闘乱舞」。

この光景を目にすると「自分もイケるのではないだろうか。ここでは時間の関係で無理でも仕事が終われば・・・」などと思ったが最期。無理にでも夕方からホールへと足が向いてしまうのだ。
「他人が出ているから自分は出ないかも・・・」ではなく「他人が出ているから自分も出る」と、冷静さを微塵も感じられない思考へと至り、気づけばとあるホールの押忍!番長2へと着席していたのが19時。

チョロチョロ打ち散らかし、これでいいやと腹を据えた台で見事に天井RBを拝み、更に追加投資を重ね、瀕死の状態で何とかBB。
このBBの終了時に操様が「頂」と書かれたレガースを私の眼前に蹴りつけてきたワケだが、やっと掴んだ起死回生のチャンスを何とかモノにしようと1G1Gそれなりに気合を入れ消化すると見事に50Gで終了。
心の中では「まだまだぁー」と叫びながらレバーをオンするも台からの声は「右・・・」と。
次ゲームでナビが無かったので、絶望しながら順押しするとベルが揃う。
と・・・次ゲームでチャンス目から引き戻し。

この流れ・・・私は己の何を評価してやれば良いのだろうか。
終了1G目がリプレイであったこと?
2G目にベルを揃え延命出来たこと?
3G目にチャンス目をひけたこと?
答えが「上乗せぐらいしろよ」なのは重々承知している。

引き戻してから10G。
台が壊れた・・・と本気で一瞬感じたソレは、リールがゆっくりと回転を始め、そのまま高速で逆回転。

そう。人生で初の(番長2では)フリーズに出会ったのだ。
正直、嬉しさのあまりに記憶が一瞬飛んだワケだが、ここは冷静に斜めに揃う青7を拝み、CDでしか聞くことのなかった「エンブレム」なる曲を堪能しながら消化。
人間とは単純なもので(・・・いや。私が。)これまでに身を削る投資を強いられていても、この一つで一気に逆転のシナリオが脳内に描かれるのだ。
皆様は初めて「超番長ボーナス」をひいた時のコトを覚えているだろうか?
私は結局、「ここから頂が延々・・・乗せに乗せて・・・いや。とりあえず天国だから次のボーナスはBB・・・出来れば青7だな・・・まずはソコから・・・」などという妄想をデレ顔で浮かべていたワケだが、例の如くドン底へと叩き落される。

ハッキリ言ってしまえば、この妄想が現実になったかもしれなかったのだ!



・・・長針が7と8の間。短針が10と11の間にある時計が現実のもので無ければ。
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