全ては環境次第 非常に重い言葉です。 見つけられらないのは下手だから? そうでしょうか 少なくとも私はそうは思いません。 あなたがいけないんじゃないんです。 毎日仕事前や仕事後に限られたホールに行き、ひと月に2、3台しか打てる台を見つけられなかったとします。 しかもそれがギリギリだったとしたら? イヤになるのはあなただけじゃありません。 ほとんどの人が耐えられないと思います。 というか、その環境は稼働そのものが成り立っていないと言ってもいいくらいじゃないですか? となると結論は、 辞めるか 諦めるか のどちらかでしょう。 じゃあこの方は下手ですか? 向上心がありませんか? 私には判断できません。 やることをやろうとしたけど、できる環境になかった。 ただそれだけのこと。 ある意味では一番の運の要素ですね。 それでも根気よくマイホでもっと探せ、それを耐えろ と言うのなら こんな結論を出した方のどこに訂正箇所があるんですか? と私が聞きたいくらいです。 私は 勝ち方を知ってるがために、なかなか思うような稼働ができないほうがまだ良いと思います。 そういう環境であればなおのこと。 逆に環境や運に助けられた稼働を続ける方がよほど心配です。 勘違いした人ほど、固執し修正しにくくなります。 そして『結果が出ていた』ということを『絶対の正』に置いてしまいがちです。 そういう人を何人も見てきました。 前にも書いたと思いますが 年間通して勝っている人は、全体の約3%から多くても10%程度と言われています。 さらに、数年継続して勝っている人は、さきの数字のさらに3%程度と言われています。 正確な統計を取ったわけではありませんが、なぜかこういわれています(笑) 自分としては納得できる数字かなと思いますけど。 何かに依存する稼働は、環境が変われば勝てなくなるし、少し歯車が噛み合わなくなれば、これもまた勝てなくなります。 もとになるのは理論であり、求められるのは正確な理解です。 これは勝つためではなく、勝つ稼働を継続させるためです。 少し余談ですが、ある会話の一部です。 (諸説あり) A『君はなぜこんな簡単な数式すら覚えていないんだ?君も学者のはしくれじゃないのか?』 B『調べれば分かることをいちいち覚える必要がどこにある?誰かが証明したものを覚えることが学者なのか?』 そうAもBも学者です。 そしてBは誰もが知るアルバート・アインシュタインです。 今のパチやスロに限れば、自分も全くの同意見です(笑) 全てを覚える必要なんかないし、知っていても少し結論が早くなるだけ。 知らなくてもその場で調べれば済む話。 調べたものを時間をかけて暗記し、有利だと思い込んでる。 が、たとえその時に知らなくても、調べて知ったその瞬間に追い付きます。 それが現場であれば問題は全くもってないと思います。 それと スペックや数字、それらを丸暗記することは良いと思います。 が、それで上手くなったと勘違いするくらいなら、知らない方がよほど良い。 稼働スタイルによっては、知っているがために足かせになることも多々あります。 戻しますね。 『理論』は経験するものではなく、全ての前提として知るべき内容。 つまりコンピュータで言えばハード。 いろんな解析値や稼働スタイルはただのソフト。 ハードにあわせてソフトをつくる。 ハードにバグがあればソフトは機能しない。 それも正常に機能しないので、動かないわけではないのが一番のくせ者。 『理解』はブレないために必要な唯一のパーツ。 いくら理論を知っても、表面だけでは意味がない。 ただただ歓喜と絶望を繰り返すだけの稼働。 きちんと人に説明できるくらいになって、初めて理解しているというレベルです。 稼働に上手い下手は無いと思っています。 あるとすれば、自分の環境を理解して、できることを最大限生かすことができる人こそが唯一上手いと言える人だと私は思います。