普通の会話が弾む 仕事や家族の話 でも楽しくは...無いかな なぜ誘ったのか? それは聞きたかったから。 に『そろそろほんとのこと聞かせてくれませんか?』 医「何の話かよくわからんが?」 に『そうですね...さっきのこと。あなたは前から歩いてきた自分に、ひどく驚いていた。見てましたから間違いないです。ごまかさないでください。』 医「参ったね(^^;。見られてたか(笑)」 に『じゃなきゃ、ご飯なんていきませんよ(笑)』 医「まぁそう言うな。君は私なんかに会いたくないのはわかる。でも、私は興味がある。」 に『気持ち悪いこと言いますね。警察に言いますよ。この人の医師免許を取り上げてくださいって(笑)』 医「わかったわかった(^^;。で、何が聞きたいの?」 に『話が早くて助かります。では本題。あれからもう8年です。覚えてたと言ったのは嘘でしょ。正確には「思い出した」じゃないですか?』 医「...さすがだね。そのとおりだよ。」 医「でも、忘れないと言ったのは本当のこと。」 に『ふぅ~ん(笑)』 医「あの時の仕事内容としては、何てことはない。いつも通り。わざわざ運ばれてきたこと自体、疑問なくらいだったと思う。ハッキリ言って所見は覚えていない。」 医「そこにいた君。ひどく怖い顔をしていたのを覚えているよ。」 医「そして、ここに来る刑事さんはだいたい1課か4課の人。見た目も...そんな人(笑)。」 医「その時、刑事さんに言ったことを覚えてる?」 に『そんな昔のこと忘れました。』 医「色々と君を気遣いながら聴取してたんだと思う。その時の君は鬱陶しそうに見えた。少なくとも私にはね。なぜなら、もう全部わかっているから調べる必要もない。という感じが出てた。」 ~~~ もちろん覚えてる。 あまりにうるさいから追い返したかった。 同じ質問ばかり繰り返し、時間だけが過ぎるし。 に『ちゃんと答えるから、刑事さんにも質問してもいいですか?』 刑「もちろん。答えられる内容という条件付きやけどな。」 に『この中で誰が一番かわいそうですか?』 ①2度と口を開くことができない人。 ②それを黙って見つめる人。 ③黙って見つめる人の横に立ち、いたずらに喋り続けるうるさい人。 刑「...いい加減にしろよ。こっちもお前なんかにいつまでも構ってられない。」 に『じゃあさっさと消えてください。うるさすぎて邪魔です。』 刑「お前がちゃんと協力すれば消える。今すぐにだ」 に『じゃあもう1つ質問。今から出す音は何ですか?』 に『あ~~』 刑「...遊んでる暇は...」 に『答えてください。』 刑「あ~~、だ」 に『違いますよ。はい、もうどっか行って下さい。』 刑「...いい加減、ふざけるのを止めろ」 に『ふざけてません。今の音は本当に「あ~~」でした?』 刑「間違いない。それより...」 に『一瞬でも、考えました?もしかして自分が間違えているかも。勘違いしているかも。って。』 刑「考えるわけないだろ間違いなく、『あ~~』だ誰が聞いても同じ音だ」 に『だから間違うんですよ。だから気づかないんですよ。そんな人に協力するほど暇じゃありません。もうどっか行って下さい。』 刑「お前というやつは...」 医「二人とも落ち着いて(^^;ここで大きな声を出さないで下さい。」 に『大声だしてるのは一人だけです。あの人をつまみ出してください。権限はあなたにあるでしょ。』 刑「...明日また来る。」 に『呼んでもないのに来るなんておかしな人だ。検案調書取りに来たんでしょ?それ持って帰って、よく読んで下さい。どうせ来るならもう一度現場見てから来てください。』 確かこんなことを言ったと思う。けど、ハッキリと覚えてない。 刑「明日、また来る。」 その次の日だったと思う。 態度が変わった。 状況も変わった。 時間の経過と共に。 ~~~ に『人間って、もろいですね。』 医「そうやな。強くはないな。」
記事詳細
日記
偶然②
24
にみーさん
ブロガーランキング:135位
↑