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日記

偶然①

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にみーさん

ブロガーランキング:135位
嫌なことがあれば
良いこともある


うまくできてるな
世の中って


久しぶりな人に会った
もう何年も会ってない


自分に影響があった出来事
その時のあった人


出会いは最悪だった
思い出したくもない


だから目の前で声をかけられても、
気付かなかったのかもしれない


言われて思い出すなんて、
ちょっと恥ずかしかった


何日か経ったからハッキリとは覚えてないけど、
会話の一部始終



普通に歩いてると前から来る初老の男性に声をかけられた。
どうやら自分を知っているよう。
自分の記憶にこの人は...いない
あ...いた


忘れてただけやった


そういえば
この近くやったな
法医学教室のある大学


それすら忘れてた
そうか、あれからもう8年か
早いな。時間って。




医「何年ぶりかな」



に『忘れました(^^;』



医「まだ10年も経ってないはず。若いのに情けない(笑)」



に『こんなところで会うなんて思わないでしょ(^^;』



医「素直に忘れてたと、言えばいいのに(笑)」 



に『忘れてません。思い出すのに時間がかかっただけです(^^;』



医「元気そうで何よりだ。心配してたんやで、こう見えても。」



に『よくまぁ簡単にそんなこと言えますね。取って付けた言葉。それより、よくわかりましたね。自分のこと。』



医「忘れないさ、君みたいな子は(笑)」



に『誉め言葉ですか?(笑)』



医「もちろん。職業柄、物覚えがよくてね。だから君のことももちろん覚えている。」




嘘だ。
ありえない。
毎日毎日、どれだけの数の不特定多数の顔を見ているか。人の倍、いや数倍はじっくりと見ている。



しかも...



2度と表情の変わることのない顔を。




に『お時間ありますか?もしよければご飯でも行きませんか?』



医「ちょうどいい。今私もそう言おうと思ってたとこさ。」
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