続きです 時間が9時を回っているので、収支を考えるのならば当然一秒も無駄にはしたくありません。 これは、相手も同じはずです。 この時、もちろん私の興味は収支よりも『どう行動するか?』に向いています。(笑) もし、相手がそのまま遊技をしていたら... は、最後に書きますが、この最後に書く携帯にある準備を念のために始めています。 あまり使いたくはありませんが(^^; 話を戻しまして、 状況を整理しますと 台の前に立つ私。 椅子には800枚程度のコインの入った私の箱。 下皿には私以外のタバコ。 デモ画面で戸惑う台(笑) 私の次の行動は、 携帯の準備を整え、椅子に箱を置いた状況のままトイレへ向かいました(笑) 正直、もう打つ気はありません。 もし戻ってタバコがなければ、そのまま私もコインを流していたでしょう。 そのため、トイレには手をきれいに洗いに行っただけです。 5分経ったのを確認してから、異常な状況の台に戻ります。 ついでに、帰り道で飲むためのホット珈琲を購入することを忘れずに。 遠目で、あの台付近に二人の人が座っているのが見えます。 確認できるほどの距離になると、打っている一人がこちらを見ます。 が、すぐに目線を台に戻し、コインを入れ目標となる回転数に向けてひたすらにレバーを叩いています。 全くどうしようもないな(^^; 間違いなく私のコインの入った箱が座っていた台です。 もちろん箱の上に座っているはずもなく、私の箱はどこかに移動させられたのでしょう。 私は取りあえず真後ろに立ちます。 これほどまでに、無神経に打てるものかと感心する私をよそに、ひたすらにレバーを叩く人。 私の予想とは別に、声がしたのは箱が座っていた台の隣からでした。 『何見てんねん、あっち行けや』 いやいや、それは私の台詞でしょ(笑) 始末が悪いと、ほんと疲れます(^^; 仕方なく、私も音を出します。 『その台、私の箱が置いてあったと思うのですが...』 『下皿には何も置いてへんかったわ』 よく見ると声の主は、私の箱を大事そうに抱えています。 彼らがデータ機を触るときには何も持っていませんでしたし、枚数的に恐らく私のもの。 それに気づき、あきれた私は、 『そんな話はしていません。コインの入った箱を置いたと言っているのが聞こえませんか?』 『いきなり来て、何言うてんねん台はどけ、俺のコインを自分のやって言うんか』 ほんと疲れます(笑) 『あなたが持ってるその箱は私のでしょ?素直に認めて二度としないと言うのなら、その台差し上げます。』 箱を指しながら、私が答えます。 『わけわからんわ表に出ろや』 久しぶりに見事な逆ギレを見ます。 が、さすがに放っておけません。 『いいですけど、そちらの方が圧倒的に不利ですよ(笑)』 『今なら間に合います。打つのを止め、箱を置いて退店してください。そして、この店を含め、二度とパチンコ屋さんに来ないでください。ここは、あなたたちにとって何のメリットもない場所。時間の無駄。』 なるべくやさしく、言ったつもり。 不運は続きます。 騒音のなか、前半部分はよく聞こえなかったみたいで、時間の無駄と言う最後の言葉だけ聞き取った様子。 状況は最悪(笑) もちろん言葉を被せてきます。 『もうすぐ閉店チェックであと何人かここに仲間が来る。お前のために遊んだるわ』 不適な笑みでこちらを見ます。 その間、レバーを叩く手は休みを知らないようです。 そうこうしている間に目的の回転数に到達すれば、箱を置いて逃げるでしょう。当たってしまえばこちらが不利になる可能性もあります。 回転数は430まで上がっています。 彼らとの遊びも、逃げられるのも、また同じことを繰り返すきっかけになってしまうので、何としてもここで止める必要性が出てきました。 ほんとに最悪です(笑) カメラがあるのはもちろん私は知っていますが、ここでそれを言うわけにはいきません。 まだ少し早い。 『外に出る必要はないでしょ?この箱と、台を明け渡せばそれでおしまいです。』 そう言って、私は体を後ろに下げます。 ちょうど通路を挟んだ反対の椅子の背もたれに体を預ける形です。 大声に怯んだわけではなく、かと言って疲れたわけでもありません。 ただ、通路をなるべく見通しよくしたかっただけです。 上からの目線で箱に手を伸ばし、コインを掴むところを見せたかった。 記録させたかった。 『台も箱も俺らのやって言ってるんがわからんのか頭悪いんちゃうか?』 そう言って、私のコインを箱から掴み、私がキープした台の下皿に流し入れ、打っていた人がそれを掴んで投入口へ... ...そう 残念ながらこれで終了です。 騒ぎに気づいた店員が駆け寄ってきます。 見知った顔もあとに続いてきます。 喧騒のなか、状況把握に苦しむ二人。 まだ自分のやったことの重大さに気づいていません。 見知った顔は、ひたすらに謝罪をするよう二人に言い聞かせていますが、混乱した状態では全く頭に届いてないでしょう。 人の箱のコインを使い遊技した事実に... 後書き 結局、仲間どうのこうのはハッタリであり、タバコを置いて一度離れたのは、過去にそういった行動により、台を取れた経験があったそうです。 残念ながらカメラがある店内で、暴挙に出れば必ず捕まります。 それと、 もしデータ機をいじった直後、相手がそのまま黙って座り遊技を開始していた場合、私も無言でコールランプを押しています。 相手に何を言われようとも、一言も発しません。 店員が来るまでの間は、これからの準備として携帯のエクセルを閉じ、電話機能を呼び出します。 押す数字ボタンは3つ もし、恫喝しようものなら、その画面を見せるだけです。 そして、私の体に指一本でも触れたら... 店員がその場に居る居ないを問わず、何の迷いもなく発信ボタンを押すでしょう。 同じ遊技者として非常に残念ではありますが、 暴行罪成立です。 気を付けましょう。 お互いメリットのない争いは...