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「ボーダーライン」
パチ雑誌やサイトで調べればボーダーラインなんてすぐわかりますよね?
でも何故その数字になるのか理解している人はそう多くはないんじゃないかな
なので少し面倒ですが機種スペックの数値から色々計算をして実際にボーダーラインを割り出してみます
そうする事でボーダーラインの真の意味が理解出来るのでは…と思うので
よろしければ最後までお付き合い下さい
機種は新台で人気(?)の冬のソナタでやってみましょう
まずボーダーを出す為に必要なのは
①大当り確率
②大当り種類(通常・確変)
③ラウンド振り分け
④賞球数
⑤時短振り分け
これらの数値から「平均連チャン」と「平均出玉」を割り出します
では「平均連チャン」からいきます
大当り確率は1/319.7
通常大当りはヘソ・電チューとも35%で時短は100回
平均連チャンを求めるにはまず連チャンが終了してしまう条件を出します
単発当たりを引いて時短100回をスルーしたら連チャンストップですね
これを計算します
単発当たりは通常35%を引いた時
連チャン・非連チャン全てを含めた時を1としたら単発35%は【0.35】
これに時短100回転スルー確率を掛け算します
※事象が重なる事を計算で表すと掛け算になる
大当り確率分母[319.7]は
当たりが[1]
ハズレが[318.7]
このハズレ[318.7]が分母の中で占める割合は
318.7÷319.7=0.996872068
約99.68%がハズレです
これを連続して100回転スルーなので
0.996872068×0.996872068×0.996872068×…………
100回繰り返し掛け算します(電卓機能で簡単に出来る)
ここまでの流れを簡単な計算式にして100回転スルーの確率を出しますね
(318.7/319.7)^100=【0.731042691】
約73.1%が時短スルーという結果になりました
連チャン終了は単発と時短スルーが重なった時なのでそれぞれの数値を掛け算します
0.35×0.731042691=【0.255864942】
この数値が初当たりごとの単発の確率で約25.5%という事が分かります
しかし求めたいのはハズレ確率ではなく連チャン回数ですから【逆数】を求めます
逆数とは説明が非常に難しいですが、ある数字(0以外)と掛け算したら[1]になる数の事を言います
分かりやすい(?)例題を書いてみます
まず1個のりんごから25%(=0.25)分だけを切り分けます
この切り分けた0.25(A)に「ある数字(B)」を掛け算したら[1]になります
ここでいう[1]とは物事の全体を指すわけで、りんごの[1]は切り分けた分も含めたまるごと1個分の事を指します
で、「ある数字(B)」の事を逆数と言います
逆数(B)を求めるには[1]を(A)0.25で割れば良いのです
1÷0.25=4
難しいですが意味は分かるでしょうか?
切り分けた(A)0.25を[1切れ]と見た時、りんご全体を構成するのは[4切れ]になりますよって事です
これを平均連チャンに当てはめて考えると
りんご1切れは単発の事で、その単発を含めた4切れでスペック全体を表してますから平均連チャン=4連となるわけです
ではこれを踏まえて冬ソナの場合の逆数を求めます
1÷0.255864942=3.908
はい、初当りごとに3.098回連チャンとでました
しかしこれはヘソ振り分けの突然確変15%も含まれた平均連チャン数です
「ボーダーライン」は簡単に言えば獲得出玉と投資玉の関係を分かりやすく千円単位で示したもの
今回はボーダーラインを求める為の平均連チャン数を調べたいので
出玉の獲得出来ない「突然確変」「潜伏確変」などは対象から外します
平均連チャンの3.908回のうち初回当たりは毎回ヘソ入賞からで以降の当たりは電チュー入賞からですね
だから
ヘソ[1連]+電チュー[2.908連]=3.908
と考えて、ヘソの[1連]から突然確変の15%(=0.15)を差し引きます
(1-0.15)+2.908=3.758
やっと出ました3.758連
これが冬ソナの「出玉あり平均連チャン」です
慣れれば実際に計算するのはものの3分ほどですが説明するのは非常に難しいですね
今回はとりあえずここまでで、次回は平均出玉の求め方を書く予定です
最後までお付き合いありがとうございます