今回は前回の流れで【欠損】について書いていきましょう 今回の機種はAKB48を使用しましょう。 【出玉】 15R1880個 8R 1010個 4R 500個 (出玉平均1150個) 総合平均連チャン 2.66連 【総合トータル確率】 1/74.93 実用トータル確率 15R(1/123) 8R(1/66) 4R(1/33) 等価ボーダー回転率 (PAY OUT100%) 16.3/k 必要な数値を算出しました。 この数値が有れば計算可能ですので、色々と数値を変えて計算してみましょう。 最初は等価店で回転率20/k、通常2200回転での期待収支を算出しました。 期待値25000円 では、3円交換店で持ち玉比率100%の場合は幾らになるのでしょう? 期待値18900円 単純に換金単価が下がった分だけ期待値も下がりました。 さて、ここから当選確率や持ち玉比率を欠損させて算出してみましょう 【3円交換店・持ち玉比率】 100%18900円 80% 13600円 60% 8300円 40% 2900円 20% -2400円 0% -7700円 持ち玉比率が20%以下の場合、なんとマイナス期待値が発生しています。 以上の事から、3円交換店では『持ち玉比率20%以下ではマイナス収支』が見込めるとなります。 つまり、3円交換店で持ち玉比率20%を見込めない残り時間では20/kの台は『打つだけムダ』となってしまいます。 勿論、持ち玉比率20%以上が見込めるなら再投資しても良い(プラスが見込める)という事にもなります 換金差がある店では、この持ち玉比率が非常に重要な分岐点になるので理解が必要です。 では、持ち玉比率関係なく利益が出る回転率を算出してみましょう。 ※計算式は割愛 計算した結果、3円交換で回転率22/k以上なら稼働時間を伸ばせば伸ばした分、収支は上がり続ける事が見込めます。 次に、当選確率が欠損した場合を計算してみました 本来1/199.2の確率で出現する大当たり(初当たり)が欠損した場合での【等価ボーダー】の推移を見てみましょう。 ※連チャン率の欠損は無いものとする。 1割欠損18.0/k 2割欠損19.6/k 3割欠損21.3/k 4割欠損22.9/k 初当たりが欠損すると当然、分岐点も変動します。 2割欠損ぐらいならば『1~2年程度、続く事も充分あり得る』のです。 (と、心構えしておいた方が良い) その分、稼働の量と質で補わなければなりません。 (量が増えれば収支は安定する) 次に、全て含めて(トータル確率)欠損すると、等価ボーダーはどれぐらい変動するのでしょう? 1割欠損17.9/k 2割欠損19.6/k 3割欠損21.2/k 4割欠損22.8/k 5割欠損24.5/k と、なりました ちなみに24.5/k(等価)通常2200回転だと期待値は45200円になります。 (う・・・打ちたい) このように等価ボーダーといっても安易に打っても良いという事にはならない事が解ります。 勿論、換金差のあるホールでは数値(ボーダー)が更に変動するので、安易に『自分は常にボーダー以上の台を打ち続けている』・・・とは言えない事も解りますね。 最後に・・・取り残し欠損について。 取り残しは、その日の見込み数値を大幅に減少させます。 だからといって、避けようとし過ぎて早めに止めると持ち玉比率上昇を阻害、又は利益の機会損失が多くなってしまいます。 コレはスロットでも同様で、取り残しを避けるあまりに早めに止めすぎてしまう・・・というリスクもあるのです つまり、『設定が高ければ高いほど取り残ししてもやむ無し』という事なのです (それ以上が無いのだから) ART機の設定6+取り残しの可能性orノーマルタイプ設定6を打てる残り時間の選択では、あまりに早めに止めすぎる場面もよく目にします。 『その選択は本当に正しい?』 そんな一石をあなたの思考に投じられたら幸いです ですが、コレは取り残しを推奨するモノでは有りません。 要は、選択する時に6確定台を止め、6濃厚台に移動する事のリスクも考慮しているのか?という話なのです。 尚、今回は様々な数値を全てオリジナルで計算した為、食い違うかもしれません。 しかし、大切なのはソコでは無く意識を拡げる事なのです 計算も『上手く活用出来なければ笊』という事です ご精読ありがとうございました。