さて今回は【期待値】にいきましょう。 期待値とは? 確率論において、確率変数の期待値とは確率と確率変数を掛けた総和を取ったものである。 例えば、ギャンブルでは、掛け金に対して戻ってくる『見込み』の金額をあらわしたものである。ただし、期待値ぴったりに掛け金が戻ることを意味するのではなく、各試行で期待値に等しい掛け金が戻るわけではない。 類義語に平均がある。期待値と同義で使われることもあるが、算術平均を意味する場合もある。 以上の事から、期待値は【平均】なのですから『積んだり、稼いだりする事は出来ません』 よくある勘違いですので注意が必要です。 ※その日の稼働や数値を使用し、その日単体の見込み数値を算出したものを【仕事量】と呼びます。 では何故、『期待値を稼ぐ・期待値を積む』等の表現になるのでしょうか? (仕事量と混同している場合を除く) パチンコ(スロット)でも、各試行では期待値(見込みの数値)を得られるとは限りません。 むしろ【見込み数値】とは、かけ離れた数値を得る場合が圧倒的に多いでしょう 何度も言いますが、期待値は平均値です。 イメージするならば、白い紙に1つの横線が引かれていて、この線が期待値。 この横線を中心に常に上下に振れている線が収支です。 収支を引き上げる為には、この横線を上へ引き上げる必要があるのです この引き上げる作業工程を略して『期待値を積む、期待値を稼ぐ』などと表現しているのです。 平たく言えば【稼働の質】を高める・・・という事なのです パチンコ(スロット)では、『その日の収支に一喜一憂しない』などの言葉が有りますが、期待値にも当てはまります。 『その日、その時だけ稼働の質が高くても意味は無い』という事です。 全ての稼働を線で繋ぎ【総合的な質】を高めていく事こそが期待値を高め、収支を底上げしていくという意識、認識が重要なのです。 では次に、期待値を高める為には一体どうすれば良いのでしょうか? 1.通常回転を多くする。 2.大当たり出玉を多くする。 3.高い回転率の台を打つ。 基本的には、この三つしか有りません。 が、これだけはダメです 低換金のお店(等価でない店)では、持ち玉比率によっても期待値は変動します。 この場合に限り、4.持ち玉比率を上げる。 が、加わります 等価、又は持ち玉比率100%では【ボーダー以上(以下)】という状態で固定しますので、見込み数値上では上がり続けるか、下がり続けるか?しか有りません。 しかし、等価ではない店の場合・・・ 多くは、見込み数値が上がる局面と下がる局面が複合します。 持ち玉比率を高める為には、とにかく持ち玉で回す様にすれば上がります (あたりまえですけど) 尚、等価店でも持ち玉比率100%稼働が不可能なお店でも、ボーダー以上の台を打ち続ければ勝てますが、持ち玉比率100%稼働が不可能かつ、換金差がある店では持ち玉比率を意識してないとボーダー以上の台を打ち続ける事は不可能です。 例を上げるとすれば同じ店、同じ機種、同じ回転率の台でも午前中に早々と当たりを引き、その玉が繋がりそのまま最後まで稼働が続き、終了出来れば仕事量は高めに出ます。 逆に終了間際に出玉が出来、使えず終了してしまった場合は仕事量は低めに出てしまいます。 コレは『収支が同じであっても』です しかし・・・いつ当たるか解らないのがパチンコ(スロット)ですので、回転率・出玉量(ボーダー対比)や仕事量だけでの稼働判断は非常に難しいと言えるでしょう。 そこで次回では色々と数値を使い【欠損】について考察したものを書いてみようと思います 次回に続きます。