このウンザリする様な数学関係はコレでラストです。 前回、分散(数)と収束(率)について書きました。 数(大当たり回数)は分散するのに、率(大当たり確率)は収束する・・・ おかしい話ですな(笑) でも、それが確率なのです そして・・・ある一つの解が導き出されます。 1.確率の収束には機械(台)は関与しない。 2.収束は試行回数に応じて範囲が変わる。 3.収束は誰かと共有するものでは無い。 (パチンコは1回転1回転が独立した抽選だから) 以上の事から、『確率の収束』という事象は、自己の試行回数に対してのみ発生する と、なるのです。 そして、今回は・・・オマケ話を少々。 【収束】を説明する最初(前々回)に、パチンコ(スロット)の確率は無限級数を使用していると書きました。 パチンコの方が説明に適しているので、パチンコを例に出して説明します (スロットでも同じですが混同すると難しくなる) パチンコの連チャン率を算出する時、ある公式が有ります。 1÷(1-X)^y これは初当たり(初項)に対して、連チャン率X(公比)で出現するのか?(回数)を現した式です。 ※最近の台では○回ワンセットではなく、単純に継続か否かなので^yの所は1が入ります これは連チャン率Xが無限に繰り返される可能性を考慮した和(無限等比級の和)ですので、平均連チャン回数を調べる時に使用されるのです。 (開店~閉店まで連チャンさせてみたい) 以外と使われてる無限等比級の和 理解しておくと色々と便利かもしれません(笑) さてさて・・・ 以上でパチンコ(スロット)で使われる確率関係の説明は終わりです 『基本を理解せずして、本質を知りえる事は無し』 確率とは、とても曖昧に見えるけど確実なバランスの上に成り立っている概念なのです 【分散と収束】 反対の事柄なのに同一線上に展開する不思議な確率・・・ だからパチンコ(スロット)は面白いのでしょう。 では、上手く纏まった(と、自己満足した)のでコレで終わりましょう(笑) 尚、こういった計算を理解する・しないは、勝敗を左右するものでは有りません。 (あたりまえだけど) 勝敗を左右する・・・ それは『数字を追う為にあがく、数字に追われて焦る』その時の選択ではない。 そのどちらでもない時の選択、決断こそ重要なのだ。 という意味不明な締めで終わりたいと思います。 ご静読、ありがとうございました。