今から30年後のこと… 2043年、都内のある公園のベンチにひとりの老人が座っていた… 我々Kナビサイトの人間はこの老人のことを知っている… この老人の名は… 「アッ!!トウフお爺さんだ!!」 「あ~ほんとだ!」 「トウフお爺さん~!!」 爺「おやおや、みんな元気だねぇ~」 「ねぇ、お爺さん~また昔話してよ~。」 「そうそう~パチンコ昔話~。」 爺「そうかい~?じゃあ今日は『泣いたトウフチャン』の話をしてあげよう~。」 「わあ~い」 昔々、あるところにトウフチャンと言うパチ好きの男がおってなぁ~暇さえあればパチばかり打ってたんじゃ。 するとある日のこと…… トウフ 「オオッ~仮面ライダーすげえ出てるなぁ~。昼過ぎに来て座れるわけないか…。」 そしてしばらくホールをうろつくと釘のよさ気なガンダムが捨ててあったそうな。 2Kめにアオリ(ガンダムが図柄壊すやつ)テンパイでシャアザクリーチでトウフチャンは 「どうせシャアが『当たらなければどうと言うことはない』とか言っちゃうんだよな、アオリで当たっこと無いし…」 「アレッ?」 「当たったよ…」
7連チャン9箱。 その時トウフチャン曰く台枠のガンダムが話しかけてきたそうな…。 『トウフチャン、トウフチャン、2Kで9箱なら上出来じゃないですか、これ持って帰りな。給料前なんだし。』 トウフ 「イヤイヤ、ここは押せ押せでしょう~。そこそこ回るし。ウヒョ~今日は10コースだよ~、今日こそアナベル・ガトー見ちゃうよ~」 続行。 爺「それからな~9箱が8箱になり8箱が7箱になり」 トウフ「まだまだ~2Kで当たったし!!」 爺「7箱があっという間に3箱になり」 トウフ「これから、これから~」 爺「ついに9箱あった出玉はノマレてしまったのじゃ…トウフチャンはうっすら涙目でパチ屋サンをフラフラと出て家に帰ったそうな…。」 とぼとぼと家に着いたトウフチャンは「そこそこ回ったし2Kしか負けてないし」と自分にいい聞かせていたそうな。 トウフチャンが郵便受けをパカッと開いたらなんとビックリ、光熱費や携帯の請求書がワサワサと出てきたそうな。 一番底に結婚式の招待状まであったそうな。 トウフ「チキショーパチ行く前にこれの存在を知ってれば、即ヤメしたのに~チキショー」 トウフチャンの目から大粒の涙が溢れたそうな。いつまでもいつまでも。 『泣いたトウフチャン』おしまい。 めでたしめでたし。