木曜の朝、俺はパチ屋に向かって歩いていた。 「素晴らしい天気だよ、どっか行こうよ」と、もう一人の俺が語りかけてきたがフォースの暗黒面に支配された俺には聞く耳は無かった。 マイホに行くのにマイホを通らなくてはいけないのだが、マイホの前で顔見知りの情報屋(常連客)に呼び止められた。 全く彼の情報量の多さには、いつも脱帽するのだが(単なる世間話7割) 「ついにアイツが撤去されるって噂だよ。」 「アイツが…撤去…」その一言にチョット心がひっかかったが彼に情報料(缶コーヒー)を渡しマイホをあとにした… 「……」 「決着を…つけるか…」 俺は踵を反しマイホに戻った。 まっすぐアイツのシマに向かう。何人たりとも寄せつけないその圧倒的な存在感を出しアイツは待っていた。 そう、アイツの名は…
「ウルトラ セブン」、何千いや何万のパチンカーの諭吉達を飲み込んできたモンスターマシンだぜ… コイツとは2月の稼働以来だな(CRウルトラセブン)。あの時はコテンパンにヤラレたが今日こそ決着をつけるぜ。 俺はパチンカー達の邪念が染みついたハンドルに手をかけた… まだ打ってないのにシリアスに続く。