皆さんこんにちは、ぱんダメんです。 やっとこさ「負けられない闘い」第三部を書き終わりました。 因みに今回で完結です! ※表現が汚い為、お食事中の方はお控え下さい では、第三部スタートです。 開店1時間前、急に押し寄せて来た腹痛。 そしてタイミングを見計らって脱出劇を試みようとしている「アレ」。 さー困った。さー大変だ! 今すぐ、しかるべき場所に行って対処してやりたいが無理。 なぜなら以前、トイレに行っていた彼らに注意してしまった手前、 『トイレに行くから、御免チョッチ待っててね♪』 なんて口が裂けても言えん。 コレから1時間もこの調子が続くようでは身が持たない。 マズイ! 無だ・・・。俺は空気。何も感じるな。 精神統一を試みると、スッと元の鞘に収まり、落ち着きを取り戻す。 この調子だ。 空・即・是・色・・・。 それから50分程、無になっている事に成功。 全ては順調だった。 しかし、後方からある呪文が聞こえる。 『ちょっと腹がイテーからトイレに行ってくるわ』 あー良いな。あいつらは後ろに誰もいないからトイレに行けるのね。 羨まし・・い。 その瞬間、俺の脳裏に甦る! またも『アレ』の猛攻が襲いかかってくる。 せっかく封印しかけていたにも関わらず、目覚めてしまった。 苦しい。立っているのもやっとだ・・・。 足が生まれたての小鹿のようになっている。 ヤバい・・・。 進撃が止まらない!しかし、時は止まらない! 「ブイーンッ」 自動ドアのオープンと共にホールもオープン。 NEW島唄全24台は入口すぐに配置。 狙い台は、入口から最も遠い24台目の角。 無意識に一瞬トイレマークが目に入ると、「放出OK」と体が錯覚し、 更なる攻撃を俺に仕掛ける。 しかし!まー待て!ココで負けを認めたら、全ての我慢が水の泡。 白眼を向きそうになりながら、俺は狙い台に向かう! 遠い・・・。 後ろに並んでるグループの連中も律義な連中で、俺の狙い台は狙わない。 余裕でぶち抜いて取れたはずなのに。 なんてマナーの良い奴らなんだ。 先日、注意した時も本当にトイレに行っていたのではないか? 申し訳ない事をした・・・。 死にそうになりながらも、狙い台にペットボトルを置いて確保。 感覚としては、2段階ある天井搭載機の第1天井に到達した気分だ!なんて思うはずもなく、なんとも言えない気分だ。 良し!後はトイレに行くだけ。 トイレに行けるという安心感からか、奴の攻撃は勢いを増し、 いよいよ本気で脱出しようとしている。 ファイアードリフトの通称「プププ」音に似た音を出すお尻さん。 ま、まずい。そろそろ俺も限界か・・・。 ダメだ!ここまで頑張ったんだ! この闘い負けられない!俺は負けん! 気を許し、解き放ってしまったら俺は人として何かを失ってしまう。 やっとこさ、トイレに到着し、鍵穴をスコープ! 信じられない事に2つとも赤!つまり、入ってるってことだ。 俺のお尻もいよいよ赤信号、いや、そのレベルじゃない。レッドゾーン突破だ。 俺は天を仰いだ。 「もう駄目だ・・・ジーザス」 その瞬間、 「ジャーーー♪カチャリ」 満面の笑みで出てきたスタッフを押しのけ、便器へトライ! 「間一髪」。この言葉は、この場面のためにあると思ったほどだ。 天国と地獄を同時に味わった感覚だ。 二度と腹痛に悩まされない為にも、これでもかって位、慎重に対応。 よし!準備万端! 後は、NEW島唄のストックを放出するだけだ。 意気揚々と自分の台に帰還。 ところが、そんな決意と裏腹に自分の台に戻ると、知らないオジサンが座っておりました。 「ホワッツ???」 聞けば、台が空いていたとの事。 ・ ・ ・ なーるほど♪腹痛と繰り広げた一進一退の攻防の間に、あのペットボトルは撤去されちゃったのね♪ ううう・・・笑えない(泣) この日、俺は色んな物を失ったけれど今では良い思い出。 皆さんもトイレを済ませてから並ぶ事を、オススメいたします。 「負けられない闘い」全三部を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。ちょっぴり汚い内容となってしまい申し訳ありません。最後にお詫び申し上げます。 では、今回はこの辺で失礼いたします。