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パチンコ

パチンコ年代記(7)

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百連太郎さん

ブロガーランキング:-位
次回と言ってからすぐだが

「連発式」?で書いてみようと思う

今時間もあるので



1957年、西陣のジンシミットは
役物搭載第1号機種

センターに入賞口があり
手前の橋を渡る玉の動きが人気を集めたもの


1955年の神武景気のご利益をミットで受け止めようという

ユニークなネーミングだが

その後のパチンコ業界の発展を願ってということも


それは
原始的な仕組み構造のものだったが


この機種の登場は

以降のパチンコがゲ-ム性を追究した様々な役物によって

大きく進化していくきっかけのひとつとも言える


その後

玉の入賞によって風車がクルクルと回る
「コミック」という役物が人気に


それを用いた

「センターコミック」「コミックゲ-ト」といった機種がヒット


当時は

役物の名前がそのまま機種名に付けられることがほとんどだったようだ



1958年には

旭精工が麻雀をモチーフにした
「雀球」を開発


雀球がどういうものかは

昨年「会心の演出」というログに書いているが


簡単に言うと
麻雀の役を作れたらその役に応じた払い出しを受けられるというもの


1959年には

西陣が入賞すると人形が飛び出すという

飛び出すパチンコ「当たりだよぉ、とっつぁん」

などの変わった台も


そして…


そして…


1960年
この年に登場した「チューリップ」


これこそが
パチンコ人気の大きな起爆剤になるのだ


チューリップに関しても以前
「夢と希望の花は咲く」というログで

話を大袈裟に拡げて書いているので詳しくはいいかという感じだが


その時は名前を出していいかどうかわからなかったため書かなかったので

書いておこうかと


大阪の役物師
鳴尾辰三氏が開発し
成田商会から発表された


チューリップは

1個玉が入賞するとパッと花が咲いたように開き

次の入賞を容易にするという仕組みが

見た目にも面白く
お得感も感じさせ大人気になった


そしてそれが


それ以降のパチンコにとって
欠かせない重要アイテムとなる


また

玉が通過するとクラゲの足のようにユラユラ揺れる「クラゲ」など

他の役物や部品と組み合わせたチューリップ台も登場し人気に



そのチューリップのことを書いたログの中でも

「ずうっと順風満帆というわけではなかったパチンコ
そんな中で登場したチューリップは大スター」

とか書いているが


若い人にはよくわからないだろう


というか
自分も実はよくはわからない


なぜなら

自分は

チューリップと同じ歳だからだ(笑)


しかし

戦後パチンコの2大発明と言ったら


「正村ゲ-ジ」と「チューリップ」

とも言われるほどである


さて

そんなチューリップ人気もあって


時は1960年代
日本が高度成長期に入る時代


パチンコも高度成長していくかどうか


続きはまた
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