政夫… 和夫… そう…二人は最後の愛を確かめるかのように見つめ合った… 数十分前…控室… 岬に『お前がセンタリングを上げたら迷わずやるからな?』と念を押した… それはすなわち上げないで…上げたら俺達この先サッカー出来なくなるからな?と言う警告でもあった… それをまさか開始早々ためらいもなく上げてくるとは… うわ…ってなりました。 ズコー!ってなりました。 それでもやるしかないじゃない! 言ったからにはやるしかないじゃない! 思えばあのでかい奴…次藤だっけ?の両足を使って二人で飛んだ事もあったっけ? あれぞまさしくスカイラブだったね…っておい! そんな暇はない! 今まさに俺達の最後のフライトが始まろうとしてるんだ! よし政夫!お前が下になれ! ばか!和夫!最後は俺に飛ばせろ! いやおれだ! いやおれだ! 二人共知っていたのだ… 明らかに下の方が膝に負担がかかる事を… こんな泥試合で終わってたまるか!(毒 しかしここでやらなくちゃ次から使ってくれない… えーい! とりあえずやるか! んでフライト状態に入る二人… もはやどっちが上なんて分からない… だって同じ顔なんだもの! だってどっちも膝壊す運命なんだもの! んで膝壊しますた(あっさり んで顔から落ちて歯が折れました。 んで試合開始早々二人もメンバーを替えた日本は試合にならず負けますた。 そして折れた歯から花が咲きました。 その花はとても白く綺麗な花でした。 僕らはそれを見る度…思い出すのです… ゲゲゲに出てくるあいつを思い出すのです。。