「ビギナーズラック」 ・ビギナーズラックとは、物事の初心者が持ってるとされる幸運のことである。 皆さんは感じたことがないだろうか? 「目押しのできないあのおばちゃん、おじちゃんが……?」 「まだどうやって打つかもわかってないような初心者が?」 「説明書片手に一生懸命なあの……」 これらを感じたことはないだろうか? ……自分のほうが知識、技術があるのにも関わらず、何故! あのどう考えても初心者のあいつが爆発してんるんだ! 何故あんなにもあの人は引けるんだろうか──。 運というものは我々人間の力ではどうすることもできないめぐりあわせのことを言うのであり、幸運を引き寄せる具合に初心者もベテランも関係ない。 もし幸運というものに、物事の初心者へと引き寄せられやすい性質があったとするならば、それは「初心者の状態であることで意図的に運をコントロールできる」ことを意味するから、運という言葉のそもそもの定義と矛盾してしまう。 しかし同時に、運という言葉の定義からは、いつどんな形でやってくるか誰にも予測できない予測不可能性が導き出される。 そう! それはつまり、我々人間が見つけ出した数多ある法則や周期性にとらわれない動きをするということであり、幸運の波が「たまたま」初心者に集中して押し寄せてくるという事態も考えられるのだ。 しかもだ、ビギナーズラックは数多くの方が感じたことがあるのは間違いない。(はず) って事で今回我々は、未だ解明されてなく謎が多いこのビギナーズラックが「本当に存在するのか?」。 そして、それは「一体どんな力を発揮するのか」。 それらを調査してきたのでここにて報告したいと思う。 今回2週間程の実証になったため、まぁ長い。 よって何作かにわけての報告になる。 では、イクぞ! これが第一段だ! 覚悟して見やがれ! 【ビギナー打法】 ◇用途◇ ・台にビギナーだと思わせる。 ・とにかく油断させる。 ◇ルール◇ ・遊戯する第一ゲームに逆押しペナをする。 ・最初のレア小役を取りこぼす。 ・その他、とにかく台を油断させる。 ・もうこれでもかってくらいのビギナーっぷりを発揮する。 以上。 実践ルールはいたってシンプル。 もうとにかく台を油断させてビギナーだと信じこませるんだ。 それだけのことで一体どんな効果を発揮したのか……では、続きをご覧下さい。 一人目の実践。 【お口の恋人さん実践】 ◇実践機種◇ タイガーマスク ・実践内容 台を欺くため、まずはすこし緊張ぎみに震えながらの着席。 冒頭からカマす。 さらに、なめられたくない感をアピールするため、慣れたスロッターを装ってタバコに火をつけつつ、ドヤ顔でコインサンドに千円投入するも、それは隣の台のサンド。 左側の台のしたざらにドバドバと落ちるコインを見て少し慌てた様子をみせながらも、あたかも最初からしってたもんね、みたいな顔で余裕ぶってゼロゲーム台移動を敢行する。 どうやら台はこれですっかり騙されたらしく、三枚手入れで無駄に気合いれてレバオンしたお座り1ゲーム目、まさかのリールロック2発動。
オカルトの効果をいきなり確信する。 その後、リプレイが揃ったゲームで三枚投入→した皿に三枚落ちてきて首を傾げる、のコンボを軸に、全ての演出を全部ガン見、ウェイト全開、全然熱くない演出を写メ、ことあるごとにインストカード確認、などの初心者プレイに徹した結果、300Gで6回もデスマッチ(CZ)に突入することに成功した。(ただし全部ハズレ) ▼投資 600枚 ▼回収 ゼロ ▼収支 -600枚 【敗因】 ついCZ中にオヤジ打ちを忘れていた。 ◇実践機種◇ 喧嘩祭り ・実践内容 同じく初心者プレイでせせこましくプレイ。 ▼投資 200枚 ▼回収 ゼロ ▼収支 -200枚 ◇実践機種◇ ゼーガペイン ・実践内容 同じく初心者プレイでせせこましくプレイ。 ▼投資 200枚 ▼回収 1100枚 ▼収支 +900枚 【お口の恋人さんトータル】 ・全3台 ▼投資 1000枚 ▼回収 1100枚 ▼収支 +100枚! な、な、なんともまぁ! プラスでございます! 実践機種は3台と少ないながら、しっかりとプラス! これは間違いなくビギナー打法が効いてる証拠です。 【本日の一枚】
オカルト効果に驚くちびっこハウスの孤児達。 第一話は3台と少ない実践になったが、次はもっと凄いことになってるぞ。 これは確実にある。 そう思わせること間違いないだろう。 って事で、第二話を乞うご期待! ノシ (C)梶原一騎・辻なおき/講談社 (C)梶原一騎・辻なおき/講談社・東映アニメーション (C)SANKYO