パチンコの確率は収束するのか否か。 パチンコにおける確率の収束は、いわゆる正攻法というパチンコ攻略では大前提として挙げられています。 事実、デジパチが採用している独立抽選という仕組み上、 大数の法則(独立した試行を繰り返すことで、確率が示唆した結果に近づく)という統計・確率的な法則が成りたっていきます。 ・・・。 うん、理論はわかってるって。 でも実感できないっての。 そうなんですよ、多くの台が採用している数百分の一という確率はあまりに分母が大きく、まずもって実感できるモノではないんですよね。 ただし、正攻法では欠かせない前提です。 なるべく疑心暗鬼な気持ちを取っ払って確率は収束するものと思い込み、正攻法と呼ばれる打ち方を立ち回りに取り入れていくのが 収支アップには一番手っ取り早いです。 といっても、明確な実感もないままに、思い込むというのもホントに難しいもの。 自分もそうだったんですよね。 でも、一つだけ。 自分達がいわば勝負しているホールも、確率の収束を前提に営業しているという点はぜひ皆さんに知っておいてほしいんです。 冒頭で書いた大数の法則が、ホール営業の基本です。 1台あたりでは、調整した通りの利益となることは少ないものの、 数百台という機械が終日動くことで、日単位でもおおよそ調整に対する期待の利益率に収まっていきます。 話を少し広げますが、 約20年ほど前からホールの企業化が進みはじめました。 企業化されていく中で、ホール経営は数値による利益率管理が求められていきます。 同時にデジパチ・ホルコンといった数値によって管理しやすいハードのニーズが高まり、導入も爆発的に進んでいきました。 ちなみに、打ち手側の攻略理論「ボーダー理論」が提唱されたのもちょうどその頃です。 デジパチが一定確率で抽選されていることは、近年のホールにとって経営の大前提なんですよね。 確率の収束を前提として、利益の分岐点を算出し、そこに合わせた調整を行い利益を管理しているのが今のホールの姿です。 いわゆる「場の親と子」の関係であるホールと打ち手。 親が確率の収束を大前提に利益管理しているならば、子の自分達もそこに乗るのが最良だよなという結論に至ってから、 自分は確率の収束を具体的に意識するようになりました。 パチンコで公表の確率を実感するってホントに難しいんですけど(実感することはない?)、 少なくともホールはこうして営業が成り立ってます。 ホールはどうして儲かっているのかから始まり、そして確率は必ず収束するものと思い込むようになってから 収支が少しずつ上向いてくるようになりました。随分遠回りもしちゃいましたけどね。 収束の終着点はありません。 収束"率"にするとすごくわかりやすいのですが、試行を繰り返すことで、各数値(収支も含め)は期待された値に近づいていきます。 ただし、あくまで「限りなく」です。 結局、正攻法を立ち回りの軸にする理由として、収束を実感してからでは遅いんです。 最初から思い込んで確率の収束を前提にした立ち回りを繰り返していくことの方がよっぽど効率的です。 確率は収束するのか否か。 「必ず収束する」 そう思い込んで、パチンコと向きあっていれば、いつか必ずいい形で収束を実感できると自分は思っています。