またまたトウフです。 (トウフさん、一日に2話なんて珍しいですね。) いや~パチも渋いし…『暇』なんですよ…。 (こんな爺さんになりたいシリーズがいよいよ最終話ですね?) うん、パラレルワールドって知ってるかい? (え~と、過去のちょっとした事で未来がずいぶん変わってしまうと言う、よくSF映画のネタにもなるあれですか?) そうそう。なんかね、パチの未来もこのままだとこんな感じになるんじゃないかと心配してるんだよ… では、『こんな爺さんになりたい完結編』御覧ください。 西暦 2045年 春の日差しが降り注ぐ公園で子ども達が元気に遊んでいる。それを温かい眼差しで見守る老人がひとり。 我々 Kナビの人間は、この老人を知っている… この老人の名は… 「あっ、パチンコの爺ちゃんだ!」 「あっ、ほんとだ!パチ爺だ!」 「ワーイ!!」 ポカッ!ポカッ!ポカッ! 「いっ、痛い、痛い!何するんじゃ!」 「おまえ、このこうえんに来るなって言ったろ!」 「もう ここしか行くところが無いんじゃよ…」 「またパチンコのウソ話するんだろ!」 「そうだよ、俺のパパが言ってたぞ 4パチやらカクリツヘンドウなんか知らないって!」 「パチンコなんてただのひまつぶしだって言ってたぞ!」 「昔はあったんじゃよ…そうだ今日はCR牙狼の話をしてやろう…牙狼と言う機種があってなぁ…当たると、当たるとこう台の上からお面が飛び出してなぁ… 「ほあた!」 ポカッ! 「痛いじゃないか!」 「たかしくん(仮名)は、ほくとしんけん習ってるんだぞ~ウソばっかりつくな!」 「懐かしいの~北斗の拳もよく打ったなぁ~」 「まだ言うか~!ジジイこうしてやる! ほくとひゃくれつけん、あたたたたたっ!」 「痛い!痛い!かんべんしておくれ~」 『こらー!!おまえら何やってんだーー!!!』 「やべえ、あす爺だ!」 「あすから爺が来た、逃げろ!」 『待てー!おまえ達ー!』 『全く最近の子ども達は~。トウフさん大丈夫ですか?』 「あすからさん、ありがとう…」 『泥だらけじゃないですか!ほら、あそこのベンチに腰かけて。』 『またパチンコの昔話をしてたんですね…』 「なかなか信じてもらえなくてのぅ…」 『仕方ないですよ、トウフさん今のパチンコは4パチはおろか、1パチすら無いんですよ…0.1パチじゃあ誰も打とうなんて思いませんよ…しかも羽根物しか無いんですよ…』 「規制、規制でどんどんつまらなくなりましたなぁ…」 『昔は面白かったですなぁ、トウフさん大工の源さんなんて覚えてます?』 「覚えてますよ。」 『ははっ、わたしなんてコンベアリーチが高速になったらすごいドキドキしましたなぁ。』 「あの頃の事を知ってるのも、もう私らの世代だけになりましたなぁ…」 『そうですねぇ、あの頃は良かったですなぁ…』 「規制、規制でつまらなくなる時に我々が微力ながらもNO!と反対してればこうはならなかったかも知れませんなぁ…残…ね…んだ……。」 『トウフさんご覧なさい、キレイな夕日ですよ。』
『キレイな夕焼けだぁ。そうだ!トウフさん、わたしもパチンコ昔話を子ども達に話す事にしますよ、昔ほどではなくてもパチンコの面白さが伝わってくれれば、いつかまた楽しかった頃のパチンコが復活するかも知れないじゃないですか!』 『トウフさん?寝ちゃったんですか?こんな所で寝ると風邪引きますよ!』 『トウフさん、起きてください!トウフさん! トウフさん?……………はっ!!』 こんな爺さんになりたい 完