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パチンコ

パチンコ屋さんでの出来事

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たかはしももさん

ブロガーランキング:65位
ずっと前に


にすっぴんにTシャツ、ジャージで行ったことがある。



どの台が何で、どういうタイプかも知らなかった頃


とりあえず座ったのが海だった。海にもいろいろあるけど、どういう海かもわからず、まず座った。






そしたら隣に座ってた
恰幅のいい作業服きた、土木系の仕事をしてると思われるオジサンが私に



以下東北弁

オジサン「オメ、金欲しくてこごさ来たのが?」

私「…」

オジサン「小遣いもらえねのが?」

私「…」

オジサン「こごはよ、ワラスの来るどごでねがら、オジチャン、オメさ金けるがら、黙って家さ帰れ」

(注釈:ここは子供の来る所ではないから、私があなたにお金をあげるから、黙って家に帰りなさい)


そういうと


オジサンは胸のポケットの内側から、しわくちゃになった千円札を出して、私に「ほれ!」と言った。



私は成人してることを打ち明けるかどうか、すごく困った。

というのは


あまりにオジサンが、本当に私を心配してくれてるのが明白だったし、あまりに目が真剣だった。



成人してる、なんて言ったら、このオジサンはメチャクチャばつが悪くて、私にお詫びすることが、とてもカッコ悪いことに思えた。

こんだけ真剣だから




仕方ないので、私は未成年のふりをした。


私「お小遣いはあるからいい。ありがとう、オジチャン」


と頭を下げて

を出た。


オジサンは心配そうに「いいがら、金もってげ!」と何回も言ったが、私はもう、あまりここにいたくなかった。



未成年に間違われたのは、ちょっとムカついたけど、オジサンを笑い者にしたくないのと、でもウケるのと、不良少女を少し更正させた気でいる得意気なオジサンと、事実と


いろんなことが混ざりあい、車の中に戻って、つい自分で笑ってしまった。


何が言いたかったか


東北には、こんなにも他人を思いやる優しい人がいるっていうこと


むざむざ未成年になりすました私の気持ちもわかって欲しいこと


暇潰しになればいいと思って


ではまた
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