ジャイアン:おい!今日学校終わったら、みんなで遊ぶから公園に来いよ!いいな! のび太:(おやつ食べながらマンガ読みたいのに)う…うん、わかったよ、行くよ。(ドドド、ドラえも~ん) しずかちゃん:あら、楽しそうね!でも今日はピアノのお稽古があるの。別の曜日なら大丈夫だからまた誘ってね。 アサーションとは「自分と相手の相互を尊重する自己表現」のことです アサーションを学ぶ際によく例に出されるのが、ドラえもんの登場人物の のび太、ジャイアン、しずかちゃんですね 自己表現するときの姿勢は大きく三つに分けられます ①自分を抑えて相手を立てる「非主張的」表現 のび太がこれにあたります 相手を立てることは素晴らしいですが、自分の主張や欲求を伝えられなければ不満も溜まり そのうち、どうせ自分なんて何を言っても…と卑屈な考え方に陥ってしまう可能性があります ②自身の主張を押し付け、相手を抑えたり無視する「攻撃的」表現 ジャイアンが典型的ですね 私の周囲にも結構いますが、周りの人は付き合うのに疲れてしまいます ③自分も相手も大切にする「アサーティブ」な表現 しずかちゃんがこの構えで話しています まず自分の気持ち・希望を第一に考え、正直に率直に伝えています そして自分と相手の気持ち・主張は別物、と適度な距離感を保てていますね しかし、それだけに留まらず 創意工夫によってお互いの妥協点を探り、歩み寄る姿勢が見られます (しずかちゃん小学生なのにすげ-な) コミュニケーションは相互関係の問題といわれています 自分も相手もお互いに考えや欲求を持つ権利がありますから、すれ違いや誤解を招くこともしばしばです しかしその葛藤を恐れず、お互いに意見を出し合い お互いを理解しようと努めることが必要だと言えます そのために大切なのが、自分の(間違った)思い込みや偏見を無くすことだと思うのです 再びジャイアンを例にあげてみると、大概の人が 乱暴なヤツだと思ってしまいがちですが 少し見方を変えてみると ・リーダーシップがある ・積極的だ ・細かいことを気にしない ・無邪気 だとも受け取れます 一般的に物事には多面性があり、自分自身にもいろいろな一面がありますね 相手の表面的なある一部分だけを取り上げて、な人だと決め付けてしまうと その人の全体像や抱えている背景が見えなくなってしまいます そして、自分自身の考えは自信を持って伝えるべきですが 私はどんな時も、自分が100%正しいとは思っていません その方が自身の考えを修正しやすいですから 自分の考えだけに偏ってもダメ、相手に流されてばかりでもダメ 振り子のように揺れながら、でも実はそれでバランスが保たれているような気がします 人間関係で悩んでいる方が、もしいらっしゃるなら しずかちゃんのような相互尊重(アサーション)の表現を意識してみてはいかがですか? 別に、押し付けてないですからね(笑) ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました♪ (=°ω°=)…パクリサーセンw