最近、麻雀で鳴きが上手いとメンバーやお客さんから声をかけられます まあフツーに嬉しいのですが…私に言わせれば『上手い人はいない、下手な人がいるだけ』って感じですね そもそも有効牌を鳴くだけの作業のどこに差がつくのでしょうか より早く?より高く? … … 多分違います … … 最も差がつくのは『受けの効かない鳴きをしない』という事です 細かい論点がいくつかあるので紹介します ①愚形捌きの良形残しが基本、両面は基本鳴かない ②河を見ながら安牌を意識する ③二千点以下の仕掛けは加点のメリットより振込みのデメリットがデカイ リスク無しで上がれればよし…ぶつかるのは損 … まあスタンスとしては危なくない範囲でまっすぐ、意識するのはスピードや打点よりは安牌残しです … 例えば… 三四五 ⑦⑦⑧ 122 79 中中中(ポン) まあ中ドラ1、二千点の手ですが…鳴くのは8だけですね 出た瞬間に⑦2のポンや⑥⑨チーは負け組です 二千点のスピードよりは『親リーチきたら④の筋で⑦トイツ落としだぁ』とか『ソーズの下安いから子のリーチには2トイツ落としだあ』とか降りを考える方がバランス良いです ⑥⑨チーして⑦切りした瞬間に親に対しての安牌無くなる…そんな危ない仕掛けなら⑥⑨なんて2、3枚見送ってもよいでしょう 麻雀は『先手&メンゼン』が超有利にできてます ミスなくメンゼンで作って良形リーチを打つ、後手で馬鹿な失点をしない…これだけで当たり前に勝てます なぜならメンゼンで無駄なダマテンをしたり後手なのに無筋を何枚も切る人で溢れてますからね 上記手牌をよくみて下さい、麻雀屋で見てると全部無く人が7割以上ですよ そしてリーチが入って安牌が無くなる→真っすぐいく→振込み→『ついてねぇなぁ』 …違いますよね 二千点で安牌なくなるなんて大根と金属バットで殴り合いしてるようなもんです 勝ってる人の受けを注目してみて下さい 安牌のトイツ落としや筋壁ワンチャンスなんかで後手からはアッサリ引いてますから 真ん中の牌を運任せでバンバン強打して負けたら牌の巡りにケチをつける…薄っぺらいと感じました 鬼のように当たり牌引かされても切らなきゃいーだけですからね