雪がちらついた元旦…






ふと、思った…



この雪を降らしている雲は
いつもの雲とどう違うのだろうか？






とりあえず見上げてみるだけでは

わからない…




人間はみな創造力豊か

きっと…こうなんだろうと考え




勝手に満足したりする






それを「答え」としようとする





見上げるだけでは

本当は、わからない…






専門家に聞いてみる

ネットで調べる

誰かに聞いてみる




世の中便利になりすぎて

簡単に「答えらしき」ものが見つかる






そして、それで満足する





それをヒントに検証したり

再考したりもしない





自分で答えを導き出そうとは
なかなかしない…



便利になりすぎた世の中





もしかしたら、人間は


今が最終形にしたほうが
良いのかもしれません






はるか昔の人々は

器を作るときは




器本来の機能向上に向う努力をしてきた…




水をためるためには
こんな形が良いだろう〜



獲物を捕獲し
その肉を食べるなら

こんな形が良いだろう〜





安定して置いておくためには
こうでなければならない…




等





ところが

日本人の祖先…縄文人は

まるで不安定極まりない器を作り




まるで器の目的を追求していないと思われるものが多数発掘されている




彼らの世界観・宇宙観を
そのまま土器に反映してきたんでしょう





器の目的からしたら？

合格点など程遠いが



作っていくうちに
それは…凄い存在感となる





目的にすぐ向っていったのでは
こうはならない



本来引きずっていたほうがいいものも邪魔に思えてくる




彼らは〜モタモタ〜チンタラしながら…



寄り道の感性を
ずっと…1万年以上も続けてきたんですね




我々の祖先…は、
そんな経験を持っているんです





日本人の特徴でもあるわけですね





それが良い悪いとかは

どうでもよくて







あえて、「寄り道」をしてみることって…ありなんじゃないだろうか？





だから




見上げるだけではなく








近くまで飛んでみた…







なるほど…






こいつが雪を降らしてたのか…