車やバイクで、限界ギリギリを狙いコーナリングする事ですねぇ。 ブレストの例題として出たので、もう少し突っ込んで書いてみます。 レーサーは、毎回、コーナーの度に、限界ギリギリを狙いコーナリングしないです。 持てる技術の80%~90%の力でコーナリングしています。 上位陣を追い掛ける為にプッシュしたり、後方から追い上げて来た者を振り切る時とか、そんな時には、100%~120%の力でコーナーを攻めます。 また、ストレート(直線)では出来るだけ車体(バイクの場合)に伏せて、体をリラックスさせて体力を温存します。 (車の場合は、構造上、車は真っ直ぐには走らないので、コーナーよりは休める程度かと思います) (バイクの場合は、構造上、アクセルを少しでも開けていれば、真っ直ぐ走ろうとする乗り物です) 言ってみれば、ストレートが休憩する部分で、ここで気を抜くとも言えます。 だからと言って、ボォ~ってはしてないです。 ストレートで休みながら、ライバル達のコーナリングの弱点を考えたり、どこのコーナーが自分より遅いのかを考えて追い抜くポイントを考えています。 これは、カーレースでも同じです。 自分のマシンは、他者よりストレートで速いなら、メインストレートで抜く事を考えて、最終コーナーを、どう曲がれば良いのかと考え組み立てます。 また、他者より低速コーナーが自分のマシンが速いなら、出来るだけスリップを使って、低速コーナーまでに食らい付く事を考えます。 レース番組を観る時に、こう言った点を覚えておくて、レーサーが何を考え走ってるか理解出来たりして面白いです。 スプリントレースと耐久レースでは、ちょっと違って来ますが、基本的には同じです。 スプリントレースでも、常に100%では走ってないです。 120%の力で追走したのは、セナ&プロ時代のナイジェル・マンセルが、モナコGPで、セナをラスト数ラップを猛追したのが今でも語り草です。 (逆にセナが追走劇を繰り広げた、モナコGPも有ったかと思います) パワースライドして車体が暴れようが、お構い無しで、アクセルを踏んで追走したのが語り草です。 (殆ど、ドリフトに近い状態で、F1マシンで、それをやるかぁ~って思いました) あの時代のF1マシンは、車体がエンジンに負けてましたので、コーナーでラフにアクセルを踏むと簡単に横を向く それを力付くで強引に曲げて行った技術は凄いです。 マンセルだからこそ出来たんだと思います。 他者とどこが遅いか速いかを見てると、レースを100倍、楽しめますよう。 (^^;