テンカラを初めてみたい人や初心者が、最初に持つと良い長さの3.5m前後の竿で解説したいと思います。 左側から。 シマノのパックテンカラ 鬼竿typeⅢ スズミの流清 シマノの天平 を撮影した写メです。 コルク等のグリップ上の部分を元竿と言います。 太いと言う事は、それだけ竿にパワーが有り、大きな魚の引きにも負けない力が有るとは言えます。 と言っても、材料の強度も関係して来ますので、一概には太い竿=パワーが有る竿とは言えない事も有ります。 基本的には、パワーが有ると覚えておいていいでしょう。 でも、竿が太いと弊害も有ります。 竿を振った時に、空気抵抗を受け易く成るからです。 これは竿を振った時の持ち重り感にも関係して来ます。 この4本の竿の中では、左から2番目の鬼竿typeⅢが一番細い竿です。 見た目、頼り無さを感じるかと?思います。 掛けた魚を、強引に引き抜くパワーは鬼竿typeⅢには無いですが、竿の弾力性を活かして、掛けた魚をいなして寄せるパワーは有る竿です。 (アワセが、ドンピシャの場合には、掛けた魚が自分の所に、飛んで来る事も有ります。) 小さくても、鬼竿typeⅢでは、掛けた魚を、竿を持ち、ぶら下げたら折れる可能が有るので、絶対にしちゃ駄目ですよう。 (他の竿でも、やっちゃ駄目な事の1つです) 太さで言えば、パックテンカラと流清が同等です。 竿のパワーは、パックテンカラが上です。 理由は、スパイラルXと言う強度に優れた物を使って作っているからです。 強度が有る材料で作っていますが、胴に乗るしなやかな調子で、振り易い竿です。 流清は、パックテンカラよりは先に乗る調子で、6:4~7:3位の軟らかい部類のテンカラ竿に成ります。 天平より若干、軟らか目な竿で、安価な竿ですが、天平より若干、キャスト性能が劣ると感じてはいますが、1万円以下の竿だったら合格だと思い、初心者に奨められる竿です。 (1万円以下の竿で、シマノの天平に迫るキャスト性能を備えているのは驚きに値します) その間の中間的な太さなのが天平です。 この4本の竿の中では、一番硬目の竿に成ります。 調子は、7:3位な調子なので、初心者が振っても、ベテランが振っても、振り易い竿と感じる竿です。 天平を久し振りに振ってみましたら、以前より硬目な印象を受けました。 これは、鬼竿typeⅢの使用頻度が多く成った事と、パックテンカラでキャスト練習をする事が多い事が要因してると思います。