学生の頃って… 2つしか年は違わないのに 先輩が凄く大人に見えたよね デートはありきたりだけど 遊園地に 先輩は私服姿も格好良かった もう寒くなって来てたんだけど (()) 私はショートパンツにハイソックス ニーハイではない(笑) 二人でベンチに腰かけて 休憩してたら… 寒くなって来ちゃって それに気付いた先輩が 「そんな寒そうな格好して 来るからだぞ」 って… 私の足に上着をかけてくれた そして、休憩した後 もう一回りするかって 私の手を取り 「手まで冷たいじゃん」と言って そのまま、手を繋いで 遊園地を回った ドキドキが止まらなかった (///ω///)♪ それからは… 毎日じゃもうないけど 電話したり、公園でお喋りしたり 先輩は彼女と会ってる様子は なかったんだよね… 先輩も彼女の話はしなかったし 私も聞かなかった 上手く言えないんだけど… 聞いたら、この関係が終わって しまうような そんな危うい関係だった 気がする 数ヶ月経って~ 先輩は私に好意は持ってくれてるとは思うけど それは所謂… likeでありLOVEではないんだと 言うことに気がついた気がする… それを決定付けるセリフを言われて しまったのは 先輩の卒業式がもうすぐの頃 「映画に行こう」と誘われ 映画を見ている最中に 手をぎゅっと握られた それが、お別れの… だったんだろうね 映画を見終わって ブラブラ歩いている時に 「大学、俺と同じ学部に来いよ 待ってるから」と 先輩の卒業まで~ あと数日 そんな遠い話をされるなんて 私が大学行くのは2年も先だよ 私が好きなら… 付き合おうとか好きだとか だよね わかっていながら 私は最後のカケに出た 大学の話はスルーして 「卒業式にボタンが欲しい」 卒業式の日 式が終わって 先輩と待ち合わせた 学校の裏 私のところに来た先輩の学ランには もう1個もボタンはなかった 私は「卒業おめでとうございます」と 小さな花束と手作りのクッキーを 渡しながら…涙が出てしまった 先輩がハンカチをくれて その中にはボタンが入ってた 「先輩、打ち上げでしょ 行って下さい」 「…」 私が渡したクッキーの中には 手紙を入れておいた 「今まで、ありがとうございました」と 先輩がくれたボタンは第二ボタンでは ないんだね…きっと 第二なら、私の目の前で 取ってくれたはず それから… 私から電話することは もちろんなかったし 先輩からもなかった ちなみに 私は親と先生の反対を押しきって 大学の推薦を蹴って 進学しなかったので 先輩にはこの日から会ってません 恋に恋してたとこもあったのかな~ 私の16才でした キョンキョンか(゜゜;)\(--;) P.S つーちゃんも言ってたように 携帯がない時代だったから 出来たことかなぁ~ 相手がどこにいるか 何をしてるか… わからない… 全て、わかってしまうより やっぱり、謎があるほうが トキメク気がする