2部構成でお贈りする今回のスズッキーブログ 前回に続き今回は、 実際に遠隔操作はどのような流れで行われているのか? その普及率は? 実際に被害に合っていると感じた時の対処方法は? その全てにお答えします。 まずは、遠隔操作の基本的な流れから見て行きましょう。 遠隔操作装置の種類によっても、その手法も変わりますが基本的な遠隔操作の流れは以下のようになります。 ◇遠隔操作の基本的な流れ 遠隔操作用PC ↓ 島に取りつけられている中継装置 ↓ パチンコ台 →強制的に大当りを発生。 →出玉率に応じて大当りが発生。 →特定時間に大当りが発生。 ここで注意して欲しいのが「遠隔操作用PC」。 こちらは、ホールコンピューターとは全くの別物で遠隔操作をするためだけのPCとなります。 ただし、この遠隔装置を導入するのには、かなりの費用がかかります。 機種により、費用が異なるだけでなく島全体型を入れるのなら島の工事と台数分の基盤を用意しなければなりません。 最近の新台のサイクルを考えると取り付けたところで遠隔操作装置の為の費用の回収は難しいことと、発覚した時の処分も厳しいこともあり遠隔装置をつけるホールは、ほんの数%程度だと思います。 なぜなら、危険を犯し大金を払って遠隔装置を導入したところで元を取れる見込みが少ないからです。 また、遠隔装置など使わなくても釘調整と設定で十分ホールは利益を得ることも理由のひとつに挙げられます。 さらに原則としてパチンコの部品を交換する場合は、「承認変更許可」を取らなければならないという規約があります。 仮に遠隔操作を行っている店が警察の立ち入り検査が入ると分かったとしても、島の配線から基盤やROM等全ての、「承認変更許可」を取ることは、ほぼ不可能です。 「承認変更許可」が取れない場合も「遊技機の無承認変更」つまり勝手に遊技機を変更改造する罪に問われ、発覚した場合、処分としては罰則(100万円以下の罰金か1年以下の懲役かその併科)もありますが、風営法違反ということで「営業停止処分」や「営業許可取り消し処分」に相当する違反となってしまうのです。 実際に、「全日遊連」という団体に「パチンコ・パチスロ健全化ネット」というものがあります。そこに「不正を投稿する」という投稿ページがあるのですが、そこに投稿された件数に対して摘発された店の件数をみる限りでも遠隔装置をしていたホールは、ほんの数%程度だと言うことがわかります。 QAでもよく遠隔についての質問が届きますがその多くが見間違いや誤解だったりします。 もちろん100%ナイとは言い切れませんが・・・。 もしもご自身のホールが怪しいと思ったのでしたら前述した「全日遊連」という団体に「パチンコ・パチスロ健全化ネット」というものがありますので、そこの「不正を投稿する」という投稿ページに相談してみると良いと思いますよ