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パチ&スロ

命を守る、心を守る

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はじめ着さん

ブロガーランキング:-位
新聞やテレビ等にて既報の通り

今年もまた悲しい事件が起きてしまいました

パチンコ店の駐車場で短かすぎる
人生を終えた小さな命


育児放棄?とんでもない
殺人罪を適用して然るべき事件です

言い過ぎでしょうか…


既にたくさんのブロガーさんたちが
ブログにしていますので


私なりの観点から書きたい
と思います


先日私が経験した出来事です
妻と連れ立ち、ドラッグストアに買い物に立ち寄った駐車場で
それは起こりました


(あの自転車…危ないな)

子供を乗せる事が可能なカゴ
そこに3才くらいの小さな男の子がチョコンと乗ってました
スタンドは立てられ、周囲にお母さんらしき人は見当らず
中で買い物しているのは容易に想像できましたが…


しかしその日は風が強く吹いていたのです


あ、危ない


ほぼ妻と同時に駆け出していました

ほんの少し間に合いませんでした

私の手をすり抜けるように
ひっくり返った自転車から男の子は放り出され
コンクリートの地面に顔から落ちました 

『うわーん、痛いよー』
しかし子供の場合、派手な泣き声はひと安心のサインです


『大丈夫だよどこが痛い?』すぐに妻が抱き上げ、語りかけました


唇を切っていたようで
かなり出血はしていましたが
幸いなことに落ちたのは頭からではありませんでした

傷の手当ては本職の妻が

私は店内へお母さんを探しに 

お母さんはすぐに見つかりました
買い物を終え、店内から出てきましたから


『この風で危ないとはおもいませんでしたか?』 

『あ、すみませんホントすみません』


私に言いたい事は残りましたが…


私達には大変恐縮してましたし、男の子も泣き止んだ様子

おざなりのお礼の言葉を背に
立ち去ろうとしたその時…


『何やってんの大人しくしてる様に言ったじゃないの』

『うわーん。ごめんなさいごめんなさい…ごめんなさい』 



その時気付きました
男の子はは泣き止んでいたのではなく
母親に怒られる事を察知して
立ちすくんでいたのです


『ごめんなさいごめんなさいほんとにごめんなさい』

唇から血を流しながら
痛みも忘れて必死に母に謝り続ける小さな『心』がそこにありました



妻の顔色が瞬時に変わりました
『ちょっと…アンタ…』

『やめとけ』
私は妻を制し、手を引き
その場を立ち去りました




話はここまで
ほんのささいな出来事でしたが
どう思いますか?


帰り道の車中、妻との会話はありませんでしたが
二人同時に共有した思い


唇の傷はすぐに治るけど
あの子の『心』の傷は
母親が気付く事でしか救えない… 



一生の人格は5才くらいまでに形成される
何かの本で読んだ記憶があります



後を絶たない車内放置
放置された幼児は言葉もなく
旅立っていったのでしょう

でも
喋る事すらできなくても
人には既に『心』はあるのです



親としての自覚なくして
無くなる事はない
悲しい事件でしたが


改めて私達が周囲に気配りをすることが
もしかしたら命を救い
いつかは心を救うきっかけに
なれるかもしれない


あいぼんさんが昨年立ち上げた
『守ろう、かよわい命』
引き続き、子を持つ親としても
ホンの微力ながら関わりたい
と思います


長文乱文失礼しました。
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