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パチ&スロ

悲愴と感謝と

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のらくーさん

ブロガーランキング:234位
第一部
《紹介と疑問提示》


昔昔あるところに…。一寸ののらにもちっぽけな魂を奮い立たせ、パチ&スロに勤しむ猫がおりました。
猫は勝ち負けを意識しても、楽しむ気持ちを忘れませんでした。勝つことそれ自体を最大の楽しみとしながらも、勝てなくても楽しむことが至極当然と、そう伺わせる猫でした。


猫は雨の日も風の日も猫端会議にも行かず、せっせと稼働させていました。
パチ&スロが好きでした。




猫には疑問がありました。


にゃ?
『険悪なムードが至るところに。あの猫も、この猫も全然楽しそうじゃない、にゃ。』


取って付けたように、にゃと言いました。ぷぷっ。

それはそのはず。

あの猫は、すでに有余る玉を別積みしていて、今も確変中。
にもかかわらず、肉球で台を豪打し、奇声(みぎゃー、ふんぎゃぁж△×○*、みたいなの)もあいまって、周りの猫は臨戦態勢でした。

この猫は、今も投資しっぱなしで負けこんでいる様子。
その態度やいかに。台に頬杖を突き、レバーオンからボタンまで、もう完全に作業化していました。



いつも猫は、打っている台に好きなところを見つけるのです。


ときに。スペック、性能に…。

ときに。激熱、プレミアを含む、演出に…。

ときに。その台の状態に…。

ときに。技術介入による満足感や勝ちへのこだわりに…。



猫がもつのは、徹底した勝ち意識、ではなく、楽しさを追う意識。
猫だってもちろん勝てば結局楽しめるのです。
ですが…………。



大変に長くなりました。
つづきます。
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