新年の初打ちは、おねだりマスカットで。 マスカットを打つのも、これまた“初゛なのである。 多くは語るまい…。 ただ、好きなのである! 吉沢明穂、デビュー以来、見続けてきたのである。 数枚のDVDを借りた時、そのうちの何枚かがハズレだったとしても、彼女さえ1枚押さえておけば、結果オーライ。 まさに吉沢明穂は、私にとっての鉄板であった。 そんな彼女とパチンコ台で、お目にかかるとは…。 歌まで歌って、踊りまで踊って、ああ!そのギャップに言いようのない、いじらしさを覚えたのである。 初期投資こそ大してかからずにすんだものの、連チャンは伸びず、また出玉は少ないほうに偏ってしまい、当たれど当たれど持ち玉は増えない展開。 追加投資で粘るものの、周囲の哀れみの視線に、ドヤ顔で微笑む余裕も作れぬまま、夕方には退店。 帰り道…お約束のように、レンタルビデオ屋へ。 苦々しい初打ちの負けも、1枚のDVDが心地よく紛らわせてくれる。 やはり、彼女は、私の鉄板なのであった。