それでは。 ここから公式の作り方講座です。 公式作りのやり方は、実はとっても地道。 ポッと出てくればいいのにね。 まず、スタートはどこでもいいんですが。 とりあえず私は、現金投資しようと思ったら何が問題になるかを考えました。 現金投資すると、換金差が発生します。 これがどれだけあるか? 例えば、30玉で100円に交換できるホールの場合を考えてみましょう。5000円で1500玉ですね。 これを、貸し玉と比較します。 1玉4円としたら、100円で25玉借りられるね。 5000円だと1250玉。 5000円使ったら5000円回収したいので、差玉として(1500玉-1250玉)=250玉稼がなければいけません。 借りる玉数によって追加で増やさなければならない数が多くなってくるので、計算しやすくするために割合(%)にしてしまいましょう。 1500玉というのは、1250玉の何%かというと? 1500玉/1250玉=120%(=1.2) これを交換率とします。 ところで、差玉は(1500玉-1250玉)ですが、これを1250玉で割ってみましょう。これは数学的な常套手段です。 差玉=(1500玉-1250玉) 差玉/1250玉=(1500玉-1250玉)/1250玉 差玉/1250玉=1500玉/1250玉-1250玉/1250玉 お、こんなところに交換率が現れました。 分かりますかね? 変換してみます。 差玉/1250玉=交換率-1 差玉は250玉でしたので、 250玉/1250玉=交換率-1 1/5=交換率-1 0.2=交換率-1 そういえば、交換率は120%(=1.2)でしたね。 0.2=1.2-1 0.2=0.2 うん、ちゃんと数字が合いました。 というわけで、この部分に関しての結論ね。 差玉/単位玉数=交換率-1 差玉=(交換率-1)×単位玉数 ミニ公式の完成です。 こんな具合に、公式っぽい計算式を幾つも組み合わせて作っていきます。 ね、地道でしょ? ちなみに、この式の意味は「単位玉数あたりの差玉というのは、(交換率-1)で表される」ということです。 単位玉数が大景品1枚(1250玉分)だとすると、30玉交換の場合、 差玉=(30/25-1)×1250 差玉=0.2×1250 差玉=250 よって、1250玉分だけ交換すると250玉余計に取られることが分かります。これが、5000円と1500玉を交換する行為の正体です。 さて、ようやく公式の1ピースが解読できました。 公式の(交換率-1)というのは、差玉(率)の事だったんですね。 ではでは、next→