その昔、自分はインカムを付けてホールを駆け回っていました あっちでドル箱を上げたり下ろしたり こっちでドル箱を上げたり下ろしたり ある日、休憩時間に仲間でしりとりをしていました。 休憩時間も終わりホールに出るとインカム内でしりとりの続きが始まった。 仲間A「和菓子」 仲間B「しわ」 仲間C「ワールドカップ」 そして自分の番へ 考えた結果「プリマハム」にした。 インカムのボタンを押して喋る。 「プリマハム」 「リマハムゥ~」 「マハムゥゥ~」 「ハムゥゥ~」 「ムゥゥ~」 「ゥゥ~」 ↑エコー 「プリマハム」はホール内に響き渡った。 どうやらインカムのホールアナウンスボタンを押したらしい… 客「プリマハム(・・?)」 客「プリマハムって言った(・・?)」 ざわざわ…… カイジの「ざわざわ」よりドキドキする。 一部始終をインカムで聞いていたカウンターレディ他、大爆笑。 店長不在だったのがせめてもの救い ホールのざわつきが収まった頃、インカムでヘルプの連絡。 「〇〇コース呼び出しランプ点いてるからプリマハムお願い」 プリマハム? あっ 自分のことか しばらくの間、呼び名がプリマハムになってしまったのだった…