金八 「ぱるきち先生のクラスは何か問題ありますか?」 ぱるきち 「え? どうかされたんですか、坂本先生?」 金八 「ええ……例の加藤なんですが……昨日も 『俺達は腐ったミカンじゃねぇ!』と、大暴れしまして……」 ぱるきち 「あぁ……加藤君ですか……根はいい子なんですがねぇ……」 金八 「ええ……」 ぱるきち 「でも、ウチにもいますね。騒ぐとかじゃないんですが、勉強が苦手で……」 金八 「あっ、もしかして、なんとかって拳法をやってる彼ですか?」 ぱるきち 「はい……北斗さん家のケンシロウ君ですね……」 金八 「なんの教科ですか?」 ぱるきち 「保健体育です。」 金八 「えっ!? 意外ですね!体育は得意そうなのに!」 ぱるきち 「ええ、体育は得意ですよ。ただ、保健のほうが……特に、人体の構造ですかね。」 金八 「え? でも、彼は秘孔と呼ばれる人間の急所を寸分違わず突けると聞いてますよ!人体の構造には詳しいのでは?」 ぱるきち 「はい。普通の構造なら完璧なんですが、ごく稀に臓器や秘孔が左右逆という特異体質の人がいるんですよ。そのことがいつまでたっても理解できないみたいで……」 金八 「そうなんですか……」 ぱるきち 「ですからね、昨日も5000円の自腹を切って、パチンコ屋で補習したんですよ。」 金八 「じ、自腹ですか!? 熱血ですね!」 ぱるきち 「いやいや、坂本先生には敵いませんよ! しかしですね、都合6回ほど、その特異体質の一人、サウザーの秘孔を突かせてみたんですが、まぁ、サッパリでしたね。」 金八 「駄目でしたか?」 ぱるきち 「ええ、そりゃもう面白いくらいに(笑)」 金八 「ぱるきち先生も大変ですね……」 ぱるきち 「はい……でも、これからも根気強く教えていきますよ!私の財布がもつまではね!」 金八 「頑張ってください!」 というわけで、百裂で5000円負けでした (^^;) しかし、ほんと、サウザー後半行かねぇ……