昨日、釣りに行き1人のお爺ちゃんに話し掛けられました。 なんでも、20年前に作った伏流水のバルブを直しがてら、岩魚釣りに来たとの事でした。 私が釣り人と分かると、毛鉤を見せてくれ、欲しかったらあげると言われたのだけど、ハリス付きだったので、ハリスが短くなると使いにくくなるので貰わなかったです。 形は、昨年に別な人に見せて貰った毛鉤とは違っていましたが、かつて宮城蔵王に居たマタギ衆が巻いた毛鉤の流れを汲む毛鉤だと、一目見て分かりました。 家に帰ってから、ネット検索して調べてみましたら、昨日のお爺ちゃんに見せて頂いた毛鉤とは少し形が違いますが、伝承の遠刈田毛鉤の写真が有りました。
これが、その遠刈田毛鉤です。
こちらは撮影角度が違うのです。 釣り方は、言わいる本式のテンカラでは無いようです。 錘を使うのかは聞かなかったので不明ですが、チョウチン式で釣るようです。 竿は、30年くらい前のグラスの清流竿か渓流竿で、棒の様に硬い竿を使うとの事で、竿も見せて頂きました。 昨年に、別の人に見せて頂いた竿と同じ様に、棒の様に硬い竿で、共通項でした。 遠刈田毛鉤は、クロカワムシを模した毛鉤と言われてます。 フライ用語で言いますと、カディスを模した毛鉤に成ります。 カディスって~と、水面に浮かせたり、フラッタリングで使うフライ(毛鉤)ですが、和式毛鉤で模すと・・・ 遠刈田毛鉤の様な形に成るんかなぁ~? 参考見本として、やっぱり頂いておくべきだったと今更ながら後悔しています。