釣りをする人なら、『てんから』と言う釣り方を一度は耳にした事が有ると思います? 古くは、職漁師が岩魚やヤマメ、アマゴ等を釣り、旅館などに卸す為にしてた釣り方です。 テンポ良く釣り上がれて、食べ頃サイズを揃えられるので、職漁師が用いた釣り方です。 それが海外(アメリカやカナダ)に渡り、シンプルでアグレッシブな釣りとして人気が出て来ました。 フライマンが母国にテンカラ竿を持ち帰り、テンカラ釣りを撮影し、ネット動画に投稿したのが切っ掛けで、シンプルでアグレッシブで、且つ、魚を釣れる釣り方として人気が出て来たとの事。 海外での日本人気も影響してると思いますが………… フライフィッシングメーカーの『パダゴニア』が、テンカラ竿をリリースする程に成りました。 また、『ダニエル・W・ガルハルドさん』ってアメリカ人が、【Tenkara・USA】と言うテンカラ用品専門メーカーを起業したほど、テンカラに魅せられた人が出て来た程の海外でのテンカラ熱。 現在、私がやってるテンカラは、日本伝統の古式テンカラでは有りません。 レベルラインを使用する言わいる『第三世代』のテンカラだと思います? *第二世代の筆頭は、瀬畑さんや天野さんが上げられると思います。 この第二世代の人達が、今現在のテンカラの原型を作ったのだと言われてます。 第三世代の筆頭が……… 吉田孝さん 石垣尚男さん が、挙げられると思います。 そうそう! 異色な存在(私が、そう思うだけかもしれません)に、サバイバル登山家として有名な【服部文祥さん】を忘れてはいけないなぁ~。 第二世代は、テーパーラインを使う、言わいる日本伝統の古式テンカラに近いです。 今現在のテーパーラインは、ナイロンやフロロを撚って作るけど。 今現在のレベルラインを使用する釣り方を確立したのが、石垣尚男さんと言われてます。 レベルライン釣法の始祖と言えるかと思ってます。 私が今のところ、最終的に目指してるのは、フライ要素を採り入れた吉田孝さんのスタイルです。 フライとテンカラを融合させたテンカラを目指してます。 ですが、古式テンカラにも興味が有りますし、テーパーラインを使い魚を釣ってみたいです。 基本的にテーパーラインは本流で使いますが、渓流域、源流域でも使える長さのテーパーラインも自作しました。 んぅ~……… やらずして、あ~だこ~だと言いたくないってのも有ります。 テンカラをする人の中には、古式テンカラこそ『テンカラだぁ!』って人が居ますけども……… レベルラインを使った釣法も『テンカラ』です。 伝統を守り重んじる事は良い事です。 でもねぇ。 日々進化する事も、私は大事だと思います。 釣具の進化 技術(釣る)の進化 どちらも大事。 リールも無い 浮きも使わない 錘も使わない 餌も使わない のべ竿 糸 毛鉤 たったこれだけで釣るシンプルな釣りですが、アグレッシブでエキサイティングな釣りは他に類をみないと思います。 餌釣りには餌釣りの面白さ! フライにはフライの楽しさ! ルアーにはルアーの醍醐味! が有りますし、違った釣り方をする事で、見えてくるものが有りますけども。 シンプル アグレッシブ エキサイティング な釣り方は、テンカラの他にはないし、代わりがない。 毛鉤を、流れに乗せて流すと言う難しい側面が有りますが……… 竿と糸と毛鉤の三点で出来るシンプルな釣り。 渓流釣りをする人には、一度だけでも良いから、やってみて欲しいです。 特に、フライをする人には是非とも! 餌釣りやルアーをやる人にも、やってみて欲しいです。 魚との距離が縮まると思うし、見えてくるものが有ると思います。 (^^;