それから…… 私「こっちも当たったから席代わってよ」 と言いましたが… 彼「…」←無言で首振る なぜならば 私の台より彼氏の台の方が調子良く連を重ねていったからです 『もぉ元々はアタシの台だぞ』 飽くまでも心の声… やっぱり… アタシの台は3連でストップ 彼氏の台はサクサク 「大当たり~~」 ありゃりゃ アタシは 一箱飲まれ… 二箱飲まれ… 三箱飲まれ… 無くなっちゃった 彼氏の後ろには 重なりゆくドル箱 当然 目立ちますわな 彼氏の友達が来て 「スゴイじゃ~ん」 彼氏はご機嫌 「」 『オイオイ元々はアタシの台だよっ』 と…相変わらず心の声 だけに留めて 彼氏に華を持たせます そして……… 彼氏がアタシから奪ったその台は な・ん・と 38連 様子を見に来た友達には いかにも自分が引き当てたかの様に振る舞い アタシに向かって 「一箱あげるからこっちに移ってやりなよ」 「え゛え゛っ」 悔しい気持ちを 《グッ》と堪え、ヒキツリ笑顔で 「あ り が と う 」 彼氏の友達はそれを見て 「さっすが~優しいな~~」 飽くまでも 冷静を装う 私… ところが……… 店員を呼び、どんどん換金をしようとする彼氏に 私は、焦ります 『ちょちょっと待てよ』 それ…アタシのだよっ そして… 【続く】