このたい焼き店は、今は女性店主の方が引き継いでいます。今から約50年前に、今の店主のお父さんが始めました。年齢は自分と同世代の方です。

この方のお父さんはパチンコが好きで、自分が今から25年くらい前に通っていたパチンコ店でよく見かけました。当時の一球入魂台 西陣  ジェットライン  をよく遊技していました。自分が見た感じでは勝負強く、出している印象が深かったでした。
この前、その事を話したら、家でもパチンコの話しをよくしていたそうです。病気になって入院した時に、入院手続きで、自分の事を記入する趣味の欄に パチンコ と記入したそうです。お父さんがそう記入したから、家族は何だか恥ずかしい感じがしたと、この方は気さくに自分に話してくれました。そのお父さんは今から18年前に星になってしまったそうです。

この店のたい焼き、自分は小さい時から好きでした。たい焼きブームの時に、(40年くらい前)お祭りの露天商のたい焼きを食べてみましたが、この店のしっぽまで沢山のあんこが入っているたい焼きが一番美味しかったです。

たい焼き器はお父さんの代からの年代物で、タイの模様が手彫り一匹ずつ微妙に異なります。お父さんから受け継いだ昔ながらの素朴な味で、これからも引き続いてみんなに喜ばれるお店であって欲しいな、そう自分は感じました。読んでくださりありがとうございました。