パチンコホールはどう変わる?
続いては、皆さんも気になっているであろうホール内での分煙ルールについてです。
2020年4月以降のホール内での喫煙ルール | |||
たばこの種類 | 喫煙室 | 加熱式たばこフロア | 喫煙室・加熱式たばこフロア以外 |
紙巻たばこ | 可 | 不可 | 不可 |
加熱式たばこ | 可 | 可 | 不可 |
20歳未満の立ち入り | 不可 | 不可 | 可 |
紙巻きたばこに関してはは喫煙ルーム以外での喫煙はNGとなっていますが、加熱式たばこ(アイコス・プルームテックなど)は「加熱式たばこエリア」を設置し、そのエリア内に限り遊技中でも喫煙が可能となります。
そのため、加熱式たばこユーザーの方はエリアが限定されてはしまうものの、今まで通りパチンコ・パチスロを楽しみながらの喫煙も許されます。
現在、紙巻きたばこを愛用している方で、今後遊技をしながら吸いたいという方はこれを機に加熱式たばこを検討したり、遊技中に限り加熱式タバコでプレイするといったこともありかなと。
なお、加熱式たばこフロアへは、ユーザーおよびホールスタッフは20歳未満の方は立ち入ることができません。大人のエリアでは20歳未満のユーザーは立ち回ることができなくなります。
◆実際どんなホール構造になるのか
各地のホールでは既に「どこを加熱式たばこエリアにするのか?」「そもそも加熱式たばこエリアを設置するのか?」といった準備がされているようで、1フロアごとの分煙スタイルの例を挙げてみましょう。
・スタイル1「全面禁煙」
分煙環境を整備せず、全面禁煙とするスタイル
・スタイル2「喫煙室を設置」
加熱式たばこエリアは設置せず、喫煙室のみ設置するスタイル
・スタイル3「加熱式たばこエリア/禁煙エリア」
禁煙エリアと加熱式たばこエリアを分けるスタイル(喫煙室は設置せず)
・スタイル4「加熱式たばこエリア/禁煙エリア+喫煙室」
禁煙エリア側の一部に喫煙室を設置するスタイル
・スタイル5「加熱式たばこエリア+喫煙室/禁煙エリア」
加熱式たばこエリアの一部に喫煙室を設置するスタイル
既存の分煙ホールはスタイル2が多いですね。
全面禁煙のスタイル1はパチンコ・パチスロユーザーの喫煙率を考えると、あまり現実的ではないのかなと思いますが、あえてそれを売りにするホールもあると予想されます。
また、加熱式たばこエリアの設置を検討しているホールは20歳未満の方が立ち入りできないというルール上、1フロア全てを加熱式たばこエリアにするのは厳しいため、基本的には禁煙エリアと加熱式たばこエリアで区分けするスタイルになるようです。
◇まとめ
・2020年4月からホール内での喫煙ルールが変わる
・紙巻たばこは遊技中の喫煙は不可(喫煙室でのみ利用可)
・加熱式たばこは専用エリアでのみ遊技しながらの喫煙が可能
遊技中にタバコを吸えないとなると、愛煙家の方々の中にはホールに全く行かなくなるということはないにせよ、行く機会が減るという方は多くなると予想できます。
その分、稼働率が下がってしまい、結果一人あたりの負担額が増えるということが考えられます。
ただ、現在では加熱式たばこの需要が上がっており、今後加熱式たばこエリアを設置するホールではそれほど稼働率に影響は出ないのじゃないかなとも思ったり。
また、分煙化をすることで「ホールがさらにクリーンなイメージになる」「タバコが苦手な人にとってはホールに行きやすくなる」といったメリットもあるので、一概にデメリットだけではないですね。
メリット、デメリット両面が見える今後のホールとなっていきそうです。
より詳しくは「分煙環境整備マニュアル」というものが配布されているので要チェックです。