5号機中期(2011~)ありがとう。アリストクラート

2011年になるとリプパン機が自主規制となっていしたが、「ゲーム数上乗せ型ART機」の台頭や「通常時の抽選」によってARTが通常時から始まるというシステムによってパチスロ熱は更に上っていく事になります。


この頃の流行の台といえば「新鬼武者」「バジリスク」「エウレカセブン」ですかね。当時イベントなんかも普通にありましたが、「広告規制」の波がジワジワ押し寄せ始めたのもこの頃です。

■巨人の星 頑固一徹
アリストクラートの2011年1発目は巨人の星のスピンオフ「巨人の星 頑固一徹」!!

「けっ!なんじゃい!今のパチスロはワシには分からん!複雑すぎて打てん!!」

「あの頃はよかったのぅ」

この記事を書くために見たPV(動画サイトで見れますので是非!!)の冒頭。まさに今の黒兵衛の心境である。涙が出そうになった。

「頑固一徹」は当時かなり注目された1台。ノーマルタイプながら、その機械割は119.9%と超ハイスペックで、試験上通る事がほぼ不可能な台なのである。5号機最強のノーマルタイプとして語られる1台ですね。

リール配列や演出は「初代巨人の星」を踏襲しており、4th・5thHの動きが更にダイナミックになっております。

設定6は311枚獲得のBIGが約1/214でREGも同確。ぶっちぎりの出玉からユーザーは「何故通った」「6使えないだろ」の声が。

ほぼ全ての役で重複の可能性があり、演出も活きていた非常に面白い台でしたが、119.9%を煽りすぎてしまった事で、イベント以外では打てない機種となってしまった悲しき宿命を辿る事に。

■絶対衝激II
2013年リリースのアリストクラート初の3枚AT機。

この辺の台はもしかしたらまだ残っているお店もあるかもしれませんね。2009年「絶対衝激」の続編です。学園美少女モノの格闘アニメで、良くわからないけどスチュワーデスや婦警さんと闘ってますね。随所にエロティックな要素がちりばめられており、打つまでのハードルがなかなかに高かった印象があります。

ゲーム数による抽選がメインでゾーン等の攻めどころがあったので、打った方もいらっしゃるでしょう。ツボにはまれば一撃万枚も射程圏内の破壊力は病みつきでした。それなりにATが重く、なかなか突破口を開けなかった印象の方も多いのではないでしょうか。

オーソドックスなゲーム数上乗せ型のAT機なのですが、疑似ボーナスである「プラトニックボーナス」の1G連が本機の魅力の一つ。純増80枚程度のプチボーナス的な感じでこのボーナス自体も結構当たるのですが、プラトニックボーナス中に1G連抽選をしており、複数当選やATセットストックの概念もあるのでヒキ次第で強力なトリガーになります。

この1G連は演出で「キス出来れば成功」となるので、調子がいいときはずーっとチュッチュしてる感じ。

面白い台ではあったけど、この5号機中期には往年の「アリストらしさ」を感じ取る事は出来ませんでした。

そしてこの「絶対衝激II」を最後にアリストクラートはパチスロから撤退となってしまいます。

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