で、このニューパルサーってのは凄く良い台で、4号機の攻略基礎が全部詰まってたりします。ノーマル4号機の代表的な攻略要素 ・リプレイ外し ・減算値判別 どちらも今は死語になっちゃいましたね。ここからは雑学。軽く説明しますが、めんどくさい人は飛ばして下さいませ。 【リプレイ外し】 リプレイ外しはBIG中の技術介入の1つ。 4号機のBIGは期待値方式となっていて通常時と同様に小役を確率で抽選しています。 ニューパルは小役ゲーム30G消化orJACゲームの権利3回ってな構造でBIGが終わってしまうので「小役ゲームを伸ばしつつJACを消化する事」でより多いコインを獲得出来ます。 小役ゲームは機種にもよりますが少ないものだと外しを駆使しても全く増えない機種もありました。 JAC突入の図柄がリプレイ揃いの機種がほとんどだったので、これをリプレイ外しと呼ぶようになりました。 技術によって獲得枚数に差が生じる機種がほとんどでしたね。基本的にランダムに打った時が基準になっていたので、技術介入をすると「得」をする時代でした。今の技術介入は「損をしない」為の技術介入で意味合いが少し違う感じです。 4号機は今の台と根本的にリール制御が違いまして。今は「コントロール制御」という役を最大限に引き込む制御がとられますが、4号機は「テーブル制御」と呼ばれあらかじめ決まった振り分けで停止する制御です。 ざっくり言うと役の「成立時に狙っても揃わない時がある」んです。特にBIG中は複雑なリール制御で取りこぼしが多発する事も多々あります。 ニューパルも変則打ちをすると引き込める場所を押しても取りこぼしが多発。正確に狙わないと逆にコインが減ってしまいます。リプレイ外しもビタ押し。 高難易度な目押しが必要だったのですが、若さとは恐ろしいものです。果敢に練習しましたね。最初は誰だってそう。損してボコボコにやられながら覚えたもんです。 外し効果自体は少ないので失敗してもダメージは少ないのですが、練習するのにはもってこいな台だったと思います。 【減算値判別】 減算値判別が出来たのは4号機初期の一部の台だけです。 主に小役取りこぼしの救済を目的とした小役カウンターが搭載されており、小役確率に高確・低確の概念があった機種がありました。 ニューパルを例にすると 払い出し1枚につき+256 投入1枚につき 設定1〜4 -100 設定5 -103 設定6 -106 の数字が減算されます。 カウンターがマイナスだと小役高確率。プラスだと低確率。高設定の方が早くマイナス域になるのでコイン持ちが良くなります。 毎ゲーム増減しますが、カウンターの値を把握する事で「低設定ならプラス域、高設定ならマイナス域」の状況を作り出しこの時の小役確率で設定5以上を判別する事が可能になります。 ※低確率状態(設定4以下) 2枚チェリー : 1/18.2 4枚チェリー : 1/41.0 ※高確率状態(設定5以上) 2枚チェリー : 1/3.6 4枚チェリー : 1/6.8 設定で境界線が変わるので、この小役確率自体が設定推測要素になります。更に小役をわざと外して維持する事で何回でもサンプルを増やす事が出来るので、ほぼ確実に設定を看破する事が可能です。 ニューパルはBIG終了後に小役カウンターが0の状態にリセット。つまり1回だけBIGを引けさえすればいつでも設定看破が可能でした。 基本の目押しに加え、これらの攻略もニューパルで覚えていきました。当時は「爆裂AT機」の時代でしたから、ニューパルだけでなく「獣王」「コンチ4X」なんかも触ったりしてましたけど。 とは言え学生ですからね。お金はありません。AT機なんて触ってたら一瞬でなくなりますから。 バイトに明け暮れる日々。給料日には学校に行くフリしてパチスロにお金をぶちこむ。お金が無くなったらゲーセンのメダルゲーム。 悲しいかなこれが僕の青春。甘酸っぱい思い出なんか1つもありゃしませんよ。 卒業式。友と別れ、それぞれの道を歩む。そして僕は・・・次の日も登校していた。卒業証書貰えんかった。バイトと遊びで出席日数が足らんかったんやね。 留年にまではならなかったけど1週間ほど皆より学生生活を長く堪能しましたよ。恥ずかしくなんか無い。むしろ長く学校に行けて得だったから。