こんにちは。黒兵衛でございます。

今回は「パチンコ・パチスロ問題提議」と題しまして、業界の疑問・問題をチクチクつついて行こうかなと思います。

といえば聞こえがいいんですが、実際はただの愚痴にしか過ぎませんので。
暇潰しになれば幸いです。

今回の議題は

「技術介入の範囲」

についてです。


パチンコ・パチスロが「遊技」として成り立つ前提としてあるのが技術介入です。
技術介入が著しく低い台は決まり文句の

「著しく射幸心をそそる台」

となり、世に出回る事は出来ません。
「著しい」の基準は明記されてませんがね。

パチンコ・パチスロそれぞれの技術介入の立ち位置を見てみましょう。


●パチスロ

パチスロに関しては一定の技術介入が常にあります。
察するに、「押し順ナビ」に従うだけでも技術介入として解釈されているので、AT機もOKだったりしますよ。

昨今は店員さんによる目押しが「第三者による技術介入」として扱われるとして厳しくなってます。

しかしながら、パチスロに関しては客の技術レベルは飛躍的に上昇してます。
技術介入全盛期ではビタ押し出来る人は今ほど多くはありませんでしたし、ボーナスの目押しが出来ない人もかなり多く存在しました。

今は本当にみんな上手い。リールの視認性の向上もありますが、間違いなく客側の技術が向上していると思います。


【パチスロの技術介入の境界線】

個人的に思うに「他の道具を使わない限り全て技術」だと考えています。

過去にいろいろな攻略法がありました。「ライターのパチパチ」や「台をこじ開ける」のは流石にゴト行為だと思います。
目押しや特定手順による強制打法等はれっきとした技術・盲点を突いた技術だと考えています。

目押しによる小役回収やRT延命などが今のパチスロの基本的な技術介入ですね。
過去に「演出もしくはリール制御によって打ち分ける打法」ってのがありました。
色選択や押し順の正解率が飛躍的に上昇し、コイン持ちが劇的に上がるというもの。

実は今でも割りと真面目に試行錯誤して探してたりします。
今のところ全く成果はありませんけどね。

境界線の考えは人それぞれだと思います。攻略法もゴト行為と捉える方も少なくないでしょう。

皆さんはパチスロの技術の境界線はどこだと思いますかね？



●パチンコ


今回、議題にしたかったのはこちらが主です。

パチンコの技術はなんでしょう？ストロークや止め打ちですかね。
「釘を見る目」ってのもありますけど、表向きは調整してませんからね。一応ね。

止め打ちやひねり打ちなんかはお店によっては注意。場合によっては退場と。
パチンコにおける技術って現状だとそこまで多くは無い感じでしょうか？


ホントに？


まずはパチンコの規則の方を見てみましょう。この規則に反する台は例の決まり文句で世に出回る事が出来ません。

風営法施行規則第八条からそれっぽい所を抜粋してみました


『十　遊技球の大きさに比して入賞口の大きさが著しく大きい遊技機又は小さい遊技機であること、その他客の技量にかかわらず遊技球の獲得が容易であり、又は困難である遊技機であること。

十一　客が直接操作していないにもかかわらず遊技球を発射させることができる遊技機であること、遊技盤上の遊技球の位置を客の技量にかかわらず調整することができない遊技機であること、客が遊技盤上の遊技球の位置を確認することができない遊技機であること、役物を著しく容易に作動させることができる性能を有する遊技機であること、遊技の公正を害する調整を行うことができる性能を有する遊技機であること、その他客の技量が遊技の結果に表れないおそれが著しい遊技機又は遊技の結果が偶然若しくは客以外の者の意図により決定されるおそれが著しい遊技機であること。』



安定の分かりづらさですね。

10項は入賞口の広さですか。技術とは関係ないのですが気になりましてね。

ってのも「牙狼コレクション」のヘソ。あれの広さは過去に例のない広さなんですが、あれはOKなんですね。
一発台的な狭さと角度もOKと。相当な入賞率の差がありますけど。なんとも不思議な解釈ですな。

11項はまずは「固定ハンドル」がダメな所以が書いてありますな。お客さん自信で調整して操作してくださいよと。


玉の視認性が悪いのもダメ。
ぶっちゃけ最近良くある「なんちゃらビジョン」なんてもんは玉の位置が把握出来ませんよ。俺は。
世に出回るって事はセーフなんでしょうけど。

次が肝心

「遊技の結果が偶然若しくは客以外の者の意図により決定される恐れが著しい遊技機」

とあります。
お客さん自信の意思で打てる台って事ですよね。


つまりですね。
「止め打ち」「ひねり打ち」は注意なんぞされる筋合いは1ミリも無いんですよね。

だってそもそもパチンコってそういう遊びだから。
任意で打ち出して効率良く入賞を狙う「技術を駆使する遊技」だから。

逆にとると、客以外の者の意図で打ち出すのは「著しく射幸心をそそる行為」に値する行為な訳で。


まぁあくまでも僕の解釈ですよ。
この規則はあくまでも遊技「機」の規則ですから。


車が200km出せる性能があるからといって出して良い訳じゃあありませんからね。


まぁね。だったら「固定ハンドルについてもガタガタ言うな」ってなりますけどね。


そんな事を先日、海物語のオーバー入賞狙いを注意された時に思いました。


結構、イラッとしてしまったので議題にしましたよ。

パチンコの技術介入が大きく広がらない理由がコレだと思うんですよ。
地上波のパチンコ番組でもパチスロの小役目押しは推奨するけど、パチンコに関しては一切の技術介入を推奨しない。
そういうのおかしくないですか？と。

皆さんはどう考えます？止め打ちはともかく、ひねり打ちはアウトって方も多いかなと思いますが。どうなんでしょうかね？



●結局、答えは人それぞれ


まぁ人それぞれっすわ。

ただ、ハウスルールだろうがなんだろうが「技術介入を注意される筋合い」はどこにも無いんですよ。

スロットはともかくパチンコに関しては「全日遊連」「日工組」「警察庁」辺りに明確な基準を出してもらいたい。

「決まりなんで」の一言でまかり通っている現状はフェアじゃないと感じます。
止め打ち禁止なんてちょっと何言ってるか分かんないですわ。

皆さんはどう考えますか？
今回はここまで。黒兵衛でした。