みなさんこんにちは! 大場キセルです! 今回は最近読んでいる「一夢庵風流記」という書物を紹介します。 いつも稼働日記ばかりでも無粋なので、たまには趣味でもといったところでお付き合いください。
この「一夢庵風流記」は、かの有名な傾奇者・前田慶次郎の活躍を描いた歴史小説で、コミックス「花の慶次-雲のかなたに-」の原作にもなった本です。 1ヶ月ほど前に購入して読み始めたのですが、まだ半分ぐらいです。 かなり長いです。 最初は慶次についての紹介、そして物語は松風を乗りこなすシーンから始まります。 真・慶次で言うところの「悪魔の馬リーチ」ですね。 その後は慶次が加賀を出奔して京都へ向かうのですが、ここは漫画版と同じです。 加賀を出奔する時はパチンコでも有名な、利家の「あひゃひょわーーー!!」(利家水風呂リーチ)もあります。笑 ただ、京都に行くまでに敦賀によって大谷吉継に会ったりと、漫画にはない場面もあるのですよね。 ここがまた面白くて「漫画だったらこんな絵になるんだろうなぁ」なんて想像しながら読んでいます。 逆に「漫画にはあるけど、小説にはない」場面もあって、一番違ったのが岩兵衛が出てこない所なのですよね。 漫画で岩兵衛が登場した時に、蒸し風呂で岩兵衛が慶次を棒手裏剣で倒そうとするシーンがありますが、そのシーンは小説にもあるのですが、その時、慶次を倒そうとしているキャラクターが岩兵衛ではなく、まさかの「骨」なのですよね! 小説には骨がところどころで出てきており、結構重要そうな役割のようです。 もちろんパチンコにもある「賽の河原和讃リーチ」のシーンもあります。 他に大きく変わっている所と言えば、幸村と政宗が登場しないところですかね。 漫画版では、この2人は「小田原北条攻め」のところで出てくるのですが、現状、小説ではもう北条攻めまで読み終わってしまっているのですよね。 そこで出ていなかったので、多分小説では出ないのかなぁと。 政宗は関ヶ原の時の慶長出羽合戦で出るかもしれませんが。 ただ、兼続についてはめちゃくちゃ登場しており、ほとんど漫画と同じ流れです。 佐渡攻めでの本間一族との戦いもマンガ版そのままの感じで描かれていましたし、慶次と兼続の仲の良さが読んでいてすごく伝わってきます。 大虎と雪之丞が出ていなかったのはちょっと残念でしたが・・・。 そして、今読んでいるのは北条攻めが終わった所なのですが、なんと、これから慶次が朝鮮に行くのですよね! 漫画で、利休像の前で三成のことディスって、役人が押し寄せるというシーンがありましたが、それが原因で三成に朝鮮に行かされるのですよね。 まあ、慶次のことですから人の言う事を黙って聞くような人間ではないのですが、自身朝鮮に行きたかったらしく、これを承諾し、捨丸と共に旅立つという流れです。 とまぁ、今はこんな感じで楽しく読んでいます。 「この後慶次はどうなるのか!?」注目でっせ、旦那! まだ読んだことのない、慶次ファンにはオススメできる一冊です。 特に慶次が好きな人には。 あと「獅子欺かざる後からですね」や「突き進んだ方が生きのびられる場合もある。それを間違いなく選べるのがいくさ人と云うものだ」などの花の慶次特有の名言も随所で出てくるので、そちらも注目してみるとアツく読めるかと思います。 それでは失礼します。 Copyright (C) 2015 SHINCHOSHA All Rights Reserved.